大宮東の冨士大和投手は、兄弟でのプロ入り実現のために最後の夏に想いをぶつける。
兄弟プロ
昨年、平成国際大でプレーしていた兄の冨士隼斗投手が、最速155キロの速球を投げるなど、大学代表候補としても注目されるとともにプロからも注目を集めた。しかし、プロ志望届を提出したものの指名は無く、社会人野球の日本通運でプレーし、1年目から力を見せている。
弟の冨士大和投手は「兄は憧れであり、目標です」と力強く話す。兄が実家に戻ると投手としての体作りについて質問をし、「下半身の力を球に伝えるためには胸郭の反発が必要と教えてもらった」と話す。そのアドバイスを受けて高校では、入学時は120キロだった球速が、2年時で133キロ、現在では144キロを記録する。
兄は自分が悔しい思いをしていたものの、「兄はいつも自信を持てと勇気づけてくれている」と弟の大和選手を励ましてきた。大和選手は「自分が今年先にドラフトイヤーなので、兄を追い越してプロに行きたい」と話し、今度は自分が先にプロへと進み、兄を導きたいとした。
186cmの左腕でスリークォーターから切れのある球は130キロ後半でも空振りを奪える。しかし、もっと球速が出ても良いと思える体格があり、また高めの球が多く制球に課題も見せていた。
それでも将来的には日本ハムの細野投手のように、ストレートで空振りを奪う左腕投手になるのではないかと思う。いずれにしてもこの夏のピッチングが注目されるのは間違いない。
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