日大三・主砲の田中諒選手、2年生怪物投手を打ち砕いて頂点へ

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全国高校野球選手権大会は本日、決勝戦が行われ、14年ぶり3度目の優勝を狙う日大三(西東京)と沖縄尚学(沖縄)が激突する。今大会を席巻してきた2年生投手の中で勝ち残った沖縄尚学の末吉良丞投手・新垣有紘投手に対し、強打の三高を象徴する4番に座るのも2年生の田中諒内野手で、今大会は2本塁打を放っている。

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日大三・田中諒選手、清原に並ぶか2年生大会3発へ

「ここぞという場面で1本出るというのが4番だと思う」。その言葉を聖地で体現してきた。日大三の2年生4番・田中諒選手は、今大会2本塁打を放ち、昨春の低反発バット導入後、甲子園で1大会複数本塁打を放った初の選手となった。あと1本で、1984年夏のPL学園・清原和博(元西武ほか)らが持つ2年生の最多本塁打記録に並ぶ。

準決勝では左ふくらはぎをつり途中交代したが、「全然大丈夫です」と決勝へ向けて状態は万全。最終調整のフリー打撃では柵越えを19本連発し、「いい感覚で振れている。後は結果を出すだけです」と自信をのぞかせた。決勝は沖縄尚学の2年生Wエース、末吉良丞投手と新垣有紘投手との対戦にも、「意識はするんですけど、試合の中では自分のスイングをするだけ」と静かに闘志を燃やす。

沖縄尚学・末吉良丞投手も警戒、2年生最高スラッガーへ

末吉投手も田中選手を意識する。日大三の強打線について、「4番の同級生の子が中心となった打線」と話す。今大会はセンバツ優勝投手の織田翔希投手(横浜)や高部陸投手(聖隷クリストファー)、柴田蒼亮投手(県岐阜商)、木下瑛二投手(高川学園)、堅田徠可投手(高知中央)、諸岡杜和投手(市立船橋)、菰田陽生投手、檜垣瑠輝斗投手(ともに山梨学院)といった2年生の投手が、非常に存在感を見せていた。

打者でも二刀流の菰田選手、佐々木麟太郎2世・古城大翔選手(花巻東)、一発を放った中込大捕手(未来富山)、ほかにも長谷川瑛士選手(京都国際)、稲山壮真選手(鳴門)といった2年生の選手が目立っていた。その中で、低反発バットで甲子園2発、特にチャンスに強さを見せる田中選手は、今大会でNO.1スラッガーとして注目される事になりそうだ。

15年ぶりの沖縄勢Vか、14年ぶりの三高か

沖縄県勢の夏の甲子園制覇となれば、2010年の興南以来15年ぶりの快挙。準決勝の際には那覇と関西を結ぶ臨時便が10分で完売するなど、地元の期待は最高潮に達している。一方の日大三が勝てば、2011年以来14年ぶり3度目の優勝。“強打の三高”復活を全国に示すことになる。激戦につぐ激戦が続いた今夏の高校野球、いよいよ最後の試合となる。最後も2年生が活躍するか注目される。

田中諒選手 プロフィール

  • 氏名:田中 諒(たなか りょう)
  • 生年月日:2008年11月6日
  • 出身地:東京都
  • 経歴:深川ジャイアンツ(小1) – 東京玉川シニア(晴海中) – 日大三高校(2年)
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:180cm・92kg
  • ポジション:内野手
  • 主な特徴や実績:日大三の2年生4番。2025年夏の甲子園で、低反発バット導入後初となる1大会2本塁打を記録。高校通算20本塁打。柔道初段。小6時にジャイアンツジュニアに選出。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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