ルーキー活躍、埼玉西武・伊藤翔投手が151キロ、オリックス・田嶋投手、阪神・高橋遥人投手、日本ハム・西村投手、巨人・大城選手

西村天裕, 田嶋大樹, 高橋遥人, 大城卓三, 伊藤翔

プロ野球のオープン戦が各地で開かれた日曜日、各球団の期待のルーキーが活躍を見せた。

150キロ記録

埼玉西武のドラフト3位ルーキー・伊藤翔投手はこの日、初めてのオープン戦でのピッチングを見せると、最速151キロを記録し、1回を三者凡退に抑えた。1アウトから広島のメヒア選手を打席に迎えると、146キロの高めのストレートで押し切りセンターフライ、続く美間選手の打席で151キロを記録した。

これで伊藤投手は練習試合など対外試合3試合で無失点を続けており、辻監督は「いいじゃない。19歳」とはなした。伊藤投手は横芝敬愛高校から昨年4月に四国アイランドリーグの徳島に入団し、1年間でプロ入りをしている。藤平投手や寺島投手、今井達也投手などと同世代で、やや回り道をしたが、追いついてきた。

社会人NO1投手としてドラフト1位でプロ入りした田嶋大樹投手も、まずは堂々のオープン戦デビューとなった。この日の横浜DeNAとの試合で先発すると、初回に2ベースヒットの後に内野ゴロで1点を失い、4回にも味方のエラーで2アウト2,3塁のピンチから2点タイムリーを浴びるなど、3回2/3を投げて3失点(自責点1)という内容だった。しかし、最速は150キロ記録し、福良監督は「いいものを見せてくれた。右打者への内角球が良かったし、外角にもいいボールを投げていた」と評価した。そして「開幕ローテーションに大きく前進した」と話した。

この他、北海道日本ハムのドラフト2位・西村天裕投手も最速152キロを記録、千葉ロッテの三木選手のバットを折り、威力ある投球を見せた。同じルーキーの菅野剛士選手、安田尚憲選手を抑え、1回を三者凡退。西村投手は「良かったです。納得のいくボールを投げられました」と話し、栗山監督も「西村は良かったですね。変化球もいい」と話した。

期待の高橋投手

阪神はドラフト2位の高橋遥人投手が登板、金本監督が「登板が楽しみでしょうがない」と話していた投手だが、この日は4回から登板すると、この回を145キロのストレートなどで3者凡退に抑え、続く5回は、先頭打者に四球を与えたものの、後続を3人で抑え、2回ノーヒット1奪三振1四球で無失点という内容だった。

金本監督は試合前から「真ん中に投げてもあの球は打てん」と話していたが、「きょうは高橋遥です。すごい。すごいと思わんかった?オイッて思ったでしょ?」と話し、ノーヒットに抑えた高橋投手の投球に興奮をしていた。そして、「きょう一番楽しみだった。期待通りの球。なかなか狙っても、あの真っすぐはジャストミートできない」とあらためて評価をした。

亜細亜大時代はマウンドで自信の無さそうな姿を見せ、なかなか戦力になることができなかった。しかし、プロ入り後、「どこに行ってもいいから思いっきり投げろ。お前のボールは悪くない。気にするな」と制球を気にすることなく投げることを指示されると、マウンドでの怖さがなくなった。「すごく大きかった。楽になりました」と話す。

まだ肩のコンディションや筋力の状態が良くないようで、今後は教育リーグで投げるが、1軍に出てきたとき、ものすごい左腕の登場という事になりそうだ。期待して待ちたい。

大城選手ホームラン

巨人のドラフト3位ルーキー・大城卓三選手も、期待された打撃で結果を残している。前日の試合で2打数2安打と活躍を見せたが、この日は8回2アウトで代打で登場すると、ストレートを弾丸ライナーでライトスタンド中段に叩き込み、ホームランを放った。

小林捕手が打撃に課題がある中で、昨年のドラフトでは2位で岸田行倫捕手、3位で大城捕手を指名した。キャンプで1軍スタートだった岸田選手が2軍に降格となったが、キャンプで2軍スタートだった大城選手が1軍に挙がり、小林選手が侍ジャパンで抜けている間に活躍を見せている。

打てる捕手として、また長打の打てる代打がいなかった巨人で、大城選手は大きな戦力となりそうだ。

2018年ルーキーの活躍一覧 

1点リードの7回にオープン戦デビュー。前の打席で左中間2ランしたメヒアを148キロの直球で中飛に抑えるなど、直球に勢いがあった。5回以降、4投手での完全継投の中で光った右腕に辻監督も「初めてのオープン戦でアドレナリンが出たのかね。ああいうふうに投げてくれると楽しみ」と目を細めた。

3回2/3を投げ、3安打1奪三振1四球3失点(自責1)。ノーワインドアップでもセットポジションでも、ともに150キロを計測した左腕に、福良監督も「いいものを見せてくれた。あれ(右打者への内角球)が良かったし、外角にもいいボールを投げていた」と高く評価した。

最速152キロをマークしたルーキーは「良かったです。納得のいくボールを投げられました」と手応え。前回ヤクルト戦でも1回無失点の投球。栗山監督は「西村は良かったですね。変化球もいい」と笑顔で話した。

興奮を隠しきれないのは金本監督だ。「きょうは高橋遥です。すごい。すごいと思わんかった? オイッて思ったでしょ? 初球。スウォ--ン! って」。1球目を見ただけで、シビれた。昇格した2日にブルペンを見た時から心を奪われた逸材。「きょう一番楽しみだった。期待通りの球。なかなか狙っても、あの真っすぐはジャストミートできない」と絶賛に次ぐ絶賛だった。

キャンプは2軍で過ごし、内田2軍打撃コーチの「積極的に打ってこい」という言葉を胸に、侍ジャパンで不在の小林に代わって2日から合流。前日も代打から途中出場で2打数2安打とアピールし、高橋監督からも「一スイングで仕留められるというのは素晴らしい」と絶賛された。


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