広島ドラフト1位・森下暢仁投手が150キロ、制球も抜群

広島カープルーキーニュース

広島のドラフト1位・森下暢仁投手がいよいよその力を見せ始めた。シート打撃に登板すると150キロを記録したストレートに得意のカーブ、カットボールを織り交ぜ、打者14人に対しわずか1安打に抑えた。

唯一のヒットも詰まらせた当たり

いくらプロの1軍のバッターとはいえ、この時期にこの球を打つのは難しいと思える森下暢仁投手の投球だった。

綺麗にバランスのとれたフォームから投げられるストレートは150キロを記録し、バットも折った。得意のカーブ、カットボールを織り交ぜ、その制球も抜群だった。4番の鈴木誠也選手に唯一のヒットを許したが、そのあたりも詰まらせてのライト前への当たりで、打者14人をほぼ完ぺきに封じた。

森下投手は「カットボールをストレートと同じ軌道で投げられましたし、直球も変化球も思ったボールを投げられたのは良かった」と話した。佐々岡監督も「安定しているし、真っすぐでも変化球でも勝負できている」と話すと、會澤捕手も「右打者の外の制球がいい。チェンジアップも含めに決まっていた。」と話し、「期待していい」と付け加えた。

昨年のドラフト会議では、高校生の佐々木投手、奥川投手と共にドラフト1位候補として注目された。会議ではまさかの単独1位指名となったものの、即戦力投手としては間違いなくNO.1、今年10勝も十分期待できる。

森下投手は慎重に「コースや高さを間違わないように、自分の球を投げていければ」と開幕ローテーション入りを目指す。まず開幕ローテーション入りは間違いないし、他の投手の調子次第では開幕投手を任せてもいいくらいの力を持っている。なんでこの投手が単独1位だったのかと、いつまでも言われ続ける投手になるだろう。

2019年ドラフト会議、指名選手一覧

森下、快投ショー 西日本スポーツ紙面 2020/2/6

 

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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