西武・松本航投手が6勝目、上茶谷投手に並び「負けたくない」

松本航

埼玉西武のドラフト1位ルーキー・松本航投手が、この日のオリックス戦で地元兵庫で6勝目を挙げた。この日は、今年の甲子園で春・夏ベスト4入りした、明石商の後輩が応援に駆け付けていた。

上茶谷に負けたくない

「勝ちにつながる投球ができてよかった。要所でいい球が投げられた」と話し、42日ぶりの6勝目を挙げた。松本航投手は昨年のドラフト会議で、藤原・根尾・小園の高校生野手トリオに11球団が指名する中、埼玉西武が唯一の単独指名をした、大学NO.1投手だった。

しかしオープン戦で肺炎となり出遅れると、同じく大学出身の右腕で共に注目されていた上茶谷大河投手が活躍を見せていた。それでも松本投手は5月に1軍に昇格し、初登板で初勝利を挙げると、その後、順風満帆ではなかったものの、この日、6勝目を挙げて、上茶谷投手に並んだ。松本投手は「上茶谷だけには負けたくないと思っていたので頑張りたい」と話した。

明石商の後輩に

この日はもう一つ負けられない理由があった。プロ入り後、初の出身の兵庫県での登板となり、出身の明石商のナインが応援に来ていた。今年のセンバツでベスト4、夏もベスト4入りし、来田涼斗選手、中森俊介投手という怪物のいるチームで、狭間監督からは「ええ投球をしないと、かっこうがつかへんで」と前日に電話をもらっていた。

しっかりと後輩の前で勝利を納め、ヒーローインタビューではそのナインに手を振った。狭間監督も「プロが身近にいることで、自分たちもいけると後輩が思える。後輩らの前でしっかり投げたのは誇り」と教え子を讃えた。中森投手は、昨年に松本投手が教育実習で明石商に来た際に、かとボールやツーシームなどを教わったという。この日も「プロから学ぶことを生かしていきたい」と話した。

ライバル、そして後輩に。刺激を与える1勝となった。

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後輩たちに恩返しした。明石商は今年、甲子園で春夏続けて初の4強入りを果たし、松本航も「力をもらった」という。地元初凱旋に、母校の野球部員107人を自費で招待。野球部は練習を休みにして先輩を総出で応援に駆けつけた。恩師の狭間善徳監督(55)からは前日に電話で「ええ投球をしないと、(後輩に)かっこうがつかへんで」とハッパを掛けられた。勝利を見届けた狭間監督は「後輩らの前でしっかり投げたのは誇り」とうれしそうに話した。


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