千葉ロッテ・井上晴哉選手が68本サク越えに伊東監督「あれは外国人」、広島・田中広輔選手も強い打撃

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 社会人野手としてドラフト会議で指名された選手も力を見せてきた。千葉ロッテのドラフト5位・井上晴哉選手は200スイングで驚異の68本のサク越えを見せると、広島のドラフト3位・田中広輔選手は今村猛選手から3ベースヒットを記録した。

 

あれは外国人だな

 特打を行った井上晴哉選手、体重115kgが大きく取り上げられるがその実力でも話題となった。50本のサク越えを目標としたがそれを大きく上回る68本のサク越えに、伊東監督も「あれは外国人だな。5,6番で使う」と紅白戦で起用する事を明言した。特打の前には打撃投手を相手に対戦形式で打席に立つと、左右にホームランを放ち、飛距離は推定135mを記録した。

 今話題となっている人と同じ崇徳高校で31本塁打を放ってプロから注目され、中央大学ではリーグ通算100安打を記録する打撃の確実性を見せている。日本生命でも長打力を見せており、出身日本人の長距離砲が育っていなかった千葉ロッテに期待の和製大砲の誕生の予感だ。幕張の砂浜に打ち込むような豪快なホームランを期待したい。

 

強打と俊足

 広島のドラフト3位・田中広輔選手はシート打撃を行い、今村猛投手から右中間に打球を飛ばすと、50m6.0秒の足を見せて加速し3塁打を記録した。東海大相模、東海大で1番や3番などチームを引っ張る場所で働き続けてきた。JR東日本では好不調の波があり9番を打ったりもした。しかし守備でも打撃でも走塁でもせめて行くという強さを感じさせる選手で、その必死さで内野手のレギュラー取りに実力を見せ始めた。

 野村監督は「内野陣のいい刺激になっている。三塁もやらせようかという話も出た」と昨年までサードを守ったプリンス・堂林翔太選手のポジションをとりに行く。

 

 居残り特打という名の本塁打特訓。立花コーチのかけ声の意味は、柵越えの本数で日米の強打者のシーズン本塁打記録を超えろということ。200スイングで柵越え50本がノルマだったが、バレンティンの60本とソーサの66本はクリア。ボンズの73本には及ばなかったが、200スイングで計68発。実に3スイングに1本柵越えした計算だ。

 将来の4番として期待される長距離砲ならではの練習だ。「すべて本塁打を狙え」が首脳陣の指示だった。68発のうち、半数以上が外野席奥の130メートルの防球ネットを直撃。球界で日本人最重量となる115キロの巨体を誇る井上の打撃の特長は、球を極限まで引きつけてヘッドが遅れて出てくる。西武・中村に似たタイプで、自身も「特打でアーチを描くイメージをつくった」と説明した。

 「甘く来たら長打にできるのがアピールポイント。どう評価されているか分からないけど、きょうはいいところが全部出せたと思います」。特に今村から放った右中間三塁打は、50メートル6秒0の快足も首脳陣に印象付けた。野村監督は「面白い。内野陣のいい刺激になっている。三塁もやらせようかという話も出た」と本職の遊撃以外も練習させる方針を示した。

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