ルーキーの明と暗が表れる、明の選手

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 プロ野球やキャンプを打ち上げ、本格的にオープン戦が始まる時期となった。ここまで1軍キャンプに食らいついてきたルーキーも、疲労やケガ、それに実戦でプロの洗礼を浴びる選手も出てくる。2軍で調整しているベテランが挙がってくる時期でもあり、2軍に降格するルーキーも出るなど、明暗が分かれてきている。まずは明の選手から見てみる。

 

千葉ロッテ・吉田裕太選手が第2号本塁打、北海道日本ハム・岡大海選手は7つ目のエラー誘う

 千葉ロッテのドラフト2位・吉田裕太捕手は、オープン戦で北海道日本ハムの大谷翔平投手から12球団最初のホームランを放っているが、この日の東北楽天との練習試合でも途中から出場すると、8回の第1打席で3ランホームランを放った。伊東監督も「実戦向き」と評価しており1軍に残っている。

 また北海道日本ハムの岡大海選手もこの日の韓国LGとの練習試合で、6回に一塁ゴロも相手のエラーを誘い、8回にはショートへの内野安打で出塁と、相手が恐れる足を見せた。これで7試合で7つのエラーを誘っている。「嵐を呼ぶ男」として1軍でも話題を呼びそうだ。

 東京ヤクルトのドラフト3位・秋吉亮投手は福岡ソフトバンクとの練習試合で2回を2安打無失点、ここまで合計4イニングで6つの三振を奪うなど、サイドスローながら140km/h後半を記録するストレートや変化球を武器にプロでも三振を奪っている。ドラフト4位の岩橋慶侍投手は前回は良くなかったものの、この日は2回1安打無失点に抑え、持ち味を見せ始めたか。

 この日はこれらの選手が結果を残し、明日からさらに本格化するオープン戦にも帯同し出場するだろう。そこで結果を残せば開幕1軍となる。

 

 左中間席の最深部まで飛び込んだ120メートル弾。13点猛爆のトリを務めたロッテのドラフト2位・吉田(立正大)は大喜びでベンチに戻ってくると、ナインの手荒い祝福を受けた。

 22日の日本ハムとのオープン戦(名護)でも大谷から右中間最深部へ大アーチ。この日も8回無死一、二塁で、菊池の直球を迷わず振り抜いた。肩に力が入ったスイングで「ロボット」「メカ」などのあだ名をつけられたが伊東監督からつきっきりの指導を受け、下半身主導の打撃に着手。その成果を示し、「たまたま甘いボールだった。しっかり振り抜けた」と声を弾ませた。

日本ハム・岡大海(ひろみ)内野手(22)=明大=が27日、韓国・LG戦(名護)に「7番・右翼」で先発出場した。6回には一ゴロ失策で出塁し、8回には遊撃内野安打で1安打。俊足を生かしチームの勝利に貢献した。

 岡が打席に立てば何かが起きることが、この日も実証された。6回。先頭で打席に立つと、強い打球が一塁手の手前で大きく弾み出塁。これで岡が打席に立った時には、7試合で7個目の失策を誘発。

 すかさず、二盗を決めチャンスメークもした。その後近藤の右飛で三進。中島が3球目でスクイズを敢行し、岡はうまく回り込み左手で先にベースに触れたように見えたがアウトの判定となった。「しっかりブロックされていたので、そこはアマチュアと違うところ。勉強になりました」と反省も欠かさなかった。

中継ぎで2回ずつ投げたヤクルトのD3位・秋吉(パナソニック)とD4位・岩橋(京産大)はいずれも無失点に抑え、開幕1軍入りをアピールした。横手投げ右腕の秋吉は2回2安打で、実戦2試合で4回6奪三振。「三振を狙いにいくのが自分の投球。走者を出してから間合いを変えて抑えられた」と胸を張った。1安打に抑えた岩橋とともに、11日のソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)では“先発テスト”として3回ずつを投げる予定。

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