ルーキーの明と暗が表れる、暗となってしまった選手

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 プロ野球キャンプも打ち上げの季節となり、ここまで1軍で踏ん張ってきたルーキーにもケガや実戦でプロの洗礼を受けたりし、2軍に降格する選手も出てきている。

 

阪神・岩貞祐太投手、東京ヤクルト・杉浦稔大投手が離脱

 共に大学生でドラフト1位で指名された、阪神の岩貞祐太投手と、東京ヤクルトの杉浦稔大投手が、ヒジの疲労などにより2軍降格となった。岩貞投手はキャンプ序盤に発熱で出遅れたが2軍で結果を残し1軍に昇格していた。しかし19日の東北楽天戦後に左ひじに疲労を訴え翌日からノースロー調整をしていた。首脳陣も「1年目だし大事をとって。日々の状態を見ながらやる」と話し1軍帯同は不可能と判断して2軍降格がきまった。

 また杉浦投手も25日の千葉ロッテとの練習試合後に右肘痛を訴え、ノースロー調整をしていたが、精密検査を受ける事となった。高津コーチも「まだスタートしたばかりなので、いつまでに、ということは考えていない」と話し、安全に大切にルーキーを見ていく。

 他にも横浜DeNAのドラフト1位・柿田裕太投手もヒジの違和感から登板を回避し、その後ブルペンで登板しているが実戦登板の日程は決まっていない。特に投手はケガが一番の敵となり、それで選手生命が終わってしまう。まだ1年目で、まずはケガの無いようにして自分の力をしっかりと蓄えて、来る時に一気に活躍すれば良い。

 また埼玉西武のドラフト6位、岡田雅利捕手は韓国斗山との練習試合で右手首に死球を受けて骨折した。「治るまで1、2カ月と言われました。」と話し、ここまで1軍で残ってきたのに残念だが、まずはケガを直して、再び自分の力を出せる状態にする。

 1年目から活躍するというのは本当に難しい事だと思う。昨年の藤浪晋太郎投手、小川泰弘投手、則本昂大投手、菅野智之投手などは本当にすごかったとあらためて感じさせる。しかしまだ1年目、無理をしてケガをしたり、ケガを悪化させる事だけはしないで欲しい。

 

 阪神のドラフト1位・岩貞祐太投手(22)=横浜商大=が2軍に降格することが27日、分かった。19日の楽天戦(宜野座)後に左肘に疲労の症状を訴え、20日からノースロー調整。投球再開のメドは立たず、近日中に精密検査を受ける可能性もあり、開幕1軍は危機的な状況になった。

 開幕ローテーション入りが期待された岩貞は1月の新人合同自主トレ期間中に発熱し、キャンプは高知・安芸組でスタート。その後は順調に状態を上げ、今月12日に主力中心の沖縄・宜野座組に合流したが、デビュー戦となった19日の楽天戦後に暗転した。

杉浦は25日のロッテとの練習試合(西都)の前に右肘に痛みを訴え、その後の2日間は別メニュー調整を続けていた。当初は3月5日のオリックスとのオープン戦(京セラドーム)に登板予定だったが、痛みが引かないため大事をとる。杉浦は切れのある直球と制球力を武器に東都大学リーグ1部で通算12勝を挙げ、背番号「18」を背負う即戦力右腕。高津投手コーチは「まだスタートしたばかりなので、いつまでに、ということは考えていない」と慎重に経過を見る考えを示した。

 西武は27日、ドラフト6位新人の岡田雅利捕手(大阪ガス)が「右手中手骨骨折」と診断されたと発表した。同日に宮崎市で行われた韓国プロ野球、斗山との練習試合で投球を右手に受けた。

 チームを離れた岡田は「治るまで1、2カ月と言われました。しっかり治してまた出直します」と話した。手術は行わないという。

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