ヤクルトのドラフト1位ルーキー・奥川恭伸投手、プロ野球開幕に向けて106球

東京ヤクルトルーキーニュース

東京ヤクルトのドラフト1位ルーキー・奥川恭伸投手がこの日、ブルペンで106球を投げ、昨夏のU18W杯以来となる100球以上の投球を見せた。プロ野球の開幕日は不透明な状況だが、その開幕に向けて調整をしている。

昨夏以来

奥川投手は昨年夏の甲子園、3回戦の智弁和歌山戦で延長14回165球を投げ、3安打23奪三振1失点の投球をした。決勝の履正社戦でも9回127球を投げるなど、合わせて512球を投げている。また、U18代表では大学代表との壮行試合やファーストラウンドは投球をしなかったものの、決勝リーグのカナダ戦で7回103球を投げ、2安打18奪三振1失点の驚異的なピッチングを見せた。

甲子園とU18の影響は、これまでの多くの投手に影響を与え、肩や肘の痛み、または疲労の中でフォームを崩して投げてしまう事で、その後にフォームが崩れてしまう選手もおり、大学に入ってからそれに悩まさせる投手などもいた。

東京ヤクルトにドラフト1位指名された奥川投手も、1月の新人合同自主トレで右ひじに軽い炎症が残っていることがわかり、ノースロー調整をしていた。2月1日のキャンプは2軍からスタートし、2月15日までは別メニュー調整、22日になってようやく初ブルペンで22球を投げるなど、慎重に調整を続けてきた。その後、3月11日にブルペンで30球、3月19日には53球を投じ、24日にはスライダー、カーブ、フォークなどの変化球を解禁して63球を投げていた。

そしてこの日は12度目となるブルペン投球で、106球を投じ、U18カナダ戦以来の100球の大台を超えた。「打者を立たせて捕手にサインを出してもらい、より試合に近い状況をイメージして投げることができました。球数も100球を超えて順調に投げることができています」と話し、捕手が場面を想定しながら、クイックモーションで投げたりと、実戦に近い状況を作りながらの投球となった。

この投球を視察した高津監督は、「全体練習が始まったとき、打者にしっかり投げることができるように進めている段階。ストレートに力があり、どの球種でもしっかりストライクが取れている。非常に状態がいい」と話し、状態の良さと投球の質の高さを評価した。

プロ野球は開幕の日程が未定の状態が続き、先の見えない状況になっている。しかし、奥川投手の状態はどんどん良くなっており、プロ野球が開幕した時には、開幕ローテーションの一人にいる可能性は高いと思う。昨夏に甲子園で光輝いた投手が、今年の夏はプロ野球のマウンドで輝きを放つ事になりそうだ。

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最高気温11度と冷え込んだ雨中のブルペンで、ゴールデンルーキーが腕を振り続けた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため非公開で行われた自主練習。奥川は中5日でブルペン入りし、プロ入り後最多となる106球の熱投を演じた。

 「きょうは、より試合に近い状況をイメージをして投げることができました。球数も100球を超えて、順調に投げることができています」

 これまでの最多は84球。初めて大台に乗せた最速154キロ右腕は、球団を通じて充実感を表した。

高津監督と池山2軍監督が見守る中、打者を立たせて捕手のサインに従って投げた。高津監督は「全体練習が始まったとき、打者にしっかり投げることができるように進めている段階。ストレートに力があり、どの球種でもしっかりストライクが取れている。非常に状態がいい」と評価した。

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