150キロ右腕・本田健一郎投手がプロ入り目指す

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170cmながら150キロの速球を投げ、多彩な変化球を操るJFE東日本・本田健一郎投手が大学時代から目指していたプロ入りに強い思いを見せている。

武蔵大でプロ注目

本田健一郎投手は日大鶴ケ丘でサイドハンドの控え投手だったが、武蔵大に進むと2年秋に腕をやや上げ、これによって150キロを記録するようになった。大学ではリーグ2部で主に投げていたが、チームを1部に昇格させる投球を見せ、プロからも注目されるようになった。

しかし本田投手は、「今のままではプロに入っても活躍できるレベルではない」と話し、社会人でさらにレベルアップすることを目指してJFE東日本に進んだ。だが、1年目は腰痛などもあり投球フォームを崩すなど苦しい1年となってしまった。

そして昨年オフに転機が訪れる。チームに元DeNAの須田幸太投手が9年ぶりに復帰すると、同じく小柄な右腕だが140キロ後半の速球で投げていた須田選手に、「気にしすぎるな。極端な話、指先にボールがかかればなんでもいい」とアドバイスされ、これによって悩み過ぎていた投球フォームをシンプルに考えるようになり、安定した。またウエートトレーニングも行い、下半身を鍛える事で力の余裕を持って投球ができるようになった。

今年は140キロ後半の速球と共に、スライダー、シンカー、チェンジアップを操る投球を見せ、都市対抗では1回戦、3回戦、決勝戦の3試合で先発し、5回1安打無失点、6回2安打6奪三振無失点、そして決勝は6回途中6安打3失点の粘りの投球でチームを優勝に導いた。侍ジャパン社会人代表の候補にも選出されている。

社会人に進んで2年、進路を決めた時の決意をそのままに、プロ入りを熱望する。2年間で安定した投球を手に入れ、プロで活躍する準備が出来た。今年のドラフト会議では自信を持って臨む。

2019年度-社会人投手-右投のドラフト候補リスト

投球フォームに悩んでいた本田は、須田から「気にしすぎるな。極端な話、指先にボールがかかればなんでもいい」と助言をもらった。この一言で、深く考え悩んでいた投球フォームを、シンプルに考えるように変わったという。加えてウエートトレーニングも並行して行い、一から下半身を鍛えた。体重も3キロ増え、投球フォームも安定した。そして大卒2年目に、都市対抗で優勝投手になるまでに成長を遂げた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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