日本製紙石巻・小原大樹投手がアメリカ挑戦へ

花巻東, 日本製紙石巻, 小原大樹

花巻東で大谷翔平選手と共に先発をしていた日本製紙石巻の小原大樹投手が、大谷選手のいるアメリカの野球に挑戦することが分かった。

プロ野球選手になるために社会人は3年目で

小原大樹投手は177cmから最速146キロの速球を投げる左腕投手で、花巻東では成長痛などであまり登板できていなかった大谷翔平選手に代わり、先発を務めるなど準エース格として登板していた。2年生夏の甲子園の初戦・帝京戦では先発をしたが、4回途中まで5失点し、大谷投手にマウンドを譲った。

大学は慶応大に進むと、1年生の春からリリーフとして登板し、大学4年時は先発投手として春に1勝2敗、秋に1勝1敗の成績を残した。通算で24試合に登板し2勝3敗という成績を残している。プロ入りを目指し日本製紙石巻にすすみ今年3年目となるが、今年は都市対抗・日本選手権への出場は無く、都市対抗では補強選手にも選ばれなかった。

小原投手は「プロ野球選手になる夢をかなえるために社会人3年目で線を引かないといけないと思った。」と話し、社会人野球は3年目までに指名されなければNPB入りの可能性は低くなると判断し、今年は春から肘を下げて左のサイドスローとして、貴重な特徴でプロ入りをアピールしていた。しかし、それでも指名されることが無かった。

小原投手は当初、国内の独立リーグに入りプロ入りへの最後のチャンスに懸けようとしていた。しかしそれを花巻東の佐々木監督に相談したところ、「会社を辞めるリスクを背負えるなら、今後の経験にもなるし、米国に挑戦したらどうか」とアドバイスを受け、「米国という選択肢はそれまでなかった」とアメリカ挑戦への気持ちが強くなった。

そのことを3年先輩の菊池雄星投手に話すと、「勇気ある決断をバックアップさせてほしい」と励まされ、大谷投手からも「通用するか、しないかではなく、自分のスタイルを貫くべき」とアドバイスを受けた。年明けから菊池投手と合同自主トレを行い、2月にメジャー複数球団のテストを受ける予定だという。

メジャーリーガー2人のいる花巻東らしい選択となった。確かに社会人野球の選手は、高校卒3年目など比較的若い年齢の選手がドラフト会議で好まれる傾向があり、4年目、5年目となるとその年のドラフトで指名されるのは1、2人となってしまう。左のサイドハンドや抜群の足の速さなどの特徴を持つ選手は4年目以降も注目されることがあるが、たしかに社会人で3年目、4年目のプレーを見ていると、昨年とどこが変わったかなどを見ながら、特徴を探してしまう。

非常に厳しい道のりだが、プロを目指すという目的ならば良い選択だと思う。来年以降、菊池、大谷に続く花巻東3人目のメジャーリーガーとして投げている小原投手の姿を見たい。

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「プロ野球選手になる夢をかなえるために社会人3年目で“線”を引かないといけないと思った。大リーグのマイナー契約を勝ち取りたい」


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