2015年夏の中京大中京メンバーが社会人で活躍誓う、今年のドラフト候補も

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2015年の夏の甲子園、東海大相模が優勝をした大会だが、上野翔太郎投手と中京大中京の伊藤寛士捕手のバッテリー、そして中村健人選手が主軸を打ち3回戦まで勝ち上がった。

舞台は社会人へ

岐阜城北、鹿児島実に勝利してベスト16に勝ち上がった中京大中京は、2015年8月16日、関東第一に敗れた。東北楽天にドラフト1位で指名されたオコエ瑠偉伊藤雅人五十嵐滉希といった注目打者が並ぶ関東第一に立ち向かったエース・上野翔太郎は、1回戦、3回戦を一人で投げぬき、この試合も8回まで無失点の好投を見せる。しかし9回、1アウトからサヨナラホームランを浴びて0-1で敗れた。それでもこの好投と、後のU18代表での好投によって、夏のスターとなった。

その中京大中京もものすごいメンバーがそろっていた。捕手の伊藤寛士は高校通算45本塁打を記録しており、上野と共にU18代表入りをした。プロも注目したが法政大へ進むと、1年秋にリーグ戦に出場をしたが2,3年は出場できなかった。それでも4年春の一塁手として、秋には捕手としてレギュラー出場をした。

3番を打っていた中村健人選手は、当時は伊藤選手ほど注目はされていなかったものの、慶応大に進むと3年秋に5本塁打を放ち、昨年はドラフト候補として注目された。また2年生では法政大の内野手でドラフト候補の佐藤勇基選手や、慶応大でこの春に149キロを記録してブレークしそうな長谷部銀次投手、当時はベンチ入りはしていなかったが、今年は148キロ右腕としてプロも注目する初祖晋太郎投手がいた。

エースの上野投手は駒澤大に進んだものの、その夏の投球によって故障やフォームの崩れに悩まされた。それでも大学4年秋には2勝を挙げ、拓殖大との入れ替え戦では2戦目に先発し、9回1安打8奪三振の完封勝利を挙げ、2015夏のような快投を見せた。社会人野球の三菱日立パワーシステムズに進み、さらにその上を目指す。

伊藤選手は地元のJR東海へ進む。捕手としても注目されたが、「捕手に未練はない。自分の持ち味は打撃。そこをしっかりアピールしたい」と社会人では内野手としてプレーすることを決めている。弟の伊藤康祐選手は2017年に中日にドラフト5位指名され、プロでプレーをしているが、年末には弟と野球談議をし「ステージは違うけど、意識しながらやっている。負けられない」と同じ舞台に立つことを目指す。

中村選手は昨年のドラフト会議で、プロ志望届を出して指名を待ったものの、チームメイトの津留崎大成投手、郡司裕也選手、柳町達選手が指名を受ける中で指名漏れとなった。地元の強豪・トヨタ自動車に進むと3月のオープン戦で先頭打者弾を放つなど既に活躍を見せている。

昨年、ドラフト候補として注目された選手は社会人に舞台を移し、来年のドラフト会議で再び注目されることになる。そして、今年のドラフトでも注目選手がそろう。2015年の暑い夏を戦ったチームメイトが、プロでプレーする姿を見たい。

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大学まで強打の捕手だったJR東海の伊藤は、社会人で内野手に本格転向。バットで勝負する。「捕手に未練はない。自分の持ち味は打撃。そこをしっかりアピールしたい」。春先のオープン戦では、クリーンアップを任されたこともあった。チームの期待は大きい。

 高校時代は通算45本塁打。好右腕・上野とバッテリーを組み、夏の甲子園後はU18W杯の日本代表にも選ばれた。法大では1年秋に東京六大学リーグ戦に初出場したものの、2、3年時は出場なし。4年で春に一塁手、秋に本職だった捕手で定位置をつかみ「地元の社会人で野球を続けたい」という願いをかなえた。

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