JR東日本・伊藤将司投手が8回までノーヒットピッチング、西武GMが評価

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都市対抗野球東京地区第1代表決定戦は、JR東日本がNTT東日本を3-0で下して勝利し、都市対抗本戦出場を決めた。プロ注目の左腕・伊藤将司投手が9回1安打完封勝利の圧巻の投球を見せた。

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力を見せつける

完璧な投球だった。伊藤将司投手は最速144キロのストレートをバッターの内角、外角に配球し、カーブ、スライダーを織り交ぜ、8回までノーヒットの投球を見せる。9回にヒットを許してノーヒットノーランは未達成だったが、その後も落ち着いて2者をおさえて9回1安打完封勝利でチームを都市対抗本戦に導いた。

この日はNTT東日本もプロ注目左腕の佐々木健投手を先発させてきた。佐々木投手は最速152キロの速球で荒れ球だが力で押す投手で、伊藤投手とタイプは正反対の投手、「向こうもプロ注目のサウスポーなんで、いいライバル関係。意識はしていた。勝ててよかった」と話した。

この日は10球団のスカウトが視察に訪れたが、埼玉西武の渡辺GMは「2人とも大学時代からよく見ている。剛と柔だね。」と話し、「伊藤は投球術に優れている印象」と話した。

両投手とも自分の持ち味を見せた。その中でも9回までしっかりと抑えきった伊藤投手は経験という点で勝っていた。ストレートや変化球がプロでどこまで通用するのかという所もあるが、140キロ台前半で勝てている左腕投手も多く、伊藤投手の経験があれば、1軍でもしっかり投げてくれるだろうと思う。

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伊藤のノーヒットピッチングは8回まで続いた。9回1死後、27人目の打者に初安打を許したが、1安打無四球で完封。「エースとして機会を与えて頂き、第1代表を取れたのがうれしい。同じ東京のサウスポーである佐々木投手に勝ててよかった」と言って表情を崩した。終わってみれば両チームの安打は計3本。締まった投手戦だった。

スタンドには10球団のスカウトが視察に訪れた。西武の渡辺久信GMは「2人とも大学時代からよく見ている。剛(佐々木)と柔(伊藤)だね。佐々木は指にかかった時の直球が素晴らしい。そこが魅力。伊藤は投球術に優れている印象」とコメントした。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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