三菱自動車倉敷オーシャンズの154キロ右腕・廣畑敦也投手が、阪神2軍とのプロアマ交流戦で登板し3回を投げて2安打2失点、最速は150キロを記録した。
上位候補として評価
廣畑敦也投手はこの日、7回から3番手で登板すると、先頭バッターの遠藤選手に対し150キロのストレートを投げ、インコースをつまらせて打ち取る。藤田選手、奥山選手にも常時140キロ後半を記録するストレートで攻め、奥山選手からは145キロの外角ストレートで見逃し三振を奪った。
しかし、8回は先頭の江越選手に四球を与えると盗塁を許し、植田選手の犠打で1アウト3塁となる。そして熊谷選手にセンター前へのタイムリー、熊谷選手にも盗塁を許して板山選手にタイムリー2ベースヒットを浴びた。
9回はスライダー、カットボールを交えて遠藤選手、藤田選手を打たせてとり、最後は奥山選手から再び見逃し三振を奪った。3回2安打2失点という内容に、「甘い球を投げたら打たれるんだな」と反省したが、「コースに投げきればなかなか打たれない。やっぱりしっかりコントロールするのが大事だと思った。」と話し「まずはチームが勝つことが大事。結果的に自分が目指すところにいけたらと思います」とプロ入りについても口にした。
この日は阪神と北海道日本ハムの2球団のスカウトが視察、阪神の山本スカウトは、「スピンの効いた良いストレートを投げていた。この時期であれだけ。上位候補として評価しています」と話し、上位候補と評価した。
ストレートはこの時期に150キロを記録しており、今シーズンも非常に楽しみ。ランナーを背負ってから盗塁を許したり、タイムリーを浴びるなど、クイックモーションに課題がありそうだ。これからこの課題を修正し、社会人の大会で結果をどのように残していくのかが注目される。
最速154キロと社会人随一の豪腕。視察した阪神の山本スカウトは「スピンの効いた良いストレートを投げていた。この時期であれだけ。上位候補として評価しています」とコメントした。
七回から3番手で登板。先頭・遠藤への4球目だった。150キロの内角球で完全に詰まらせ、一ゴロに抑えた。阪神・山本スカウトは「スピンの効いたいい直球を投げていた。上位候補として期待しています」と大絶賛だった。
ただ、八回は先頭の江越を四球で出塁させる。二盗と植田の犠打で1死三塁。ここで、3ボールから熊谷に中前適時打を浴びた。さらに熊谷にも二盗を許し、板山が中越え適時二塁打。この回は2失点を喫した。
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