7日に行われたセガサミーvs日本製鉄かずさマジックのオープン戦で、9球団のスカウトがセガサミーの横山楓投手を視察していたことがわかった。
153キロ右腕
横山楓投手はその試合で、4回から登板すると、最速148キロの速球と得意のフォーク、そしてカーブを織り交ぜ、2回1安打5奪三振無失点と快投を見せた。
宮崎学園時代から140キロ中盤の速球を投げ、ドラフト候補に名前が挙がっていた。国学院大に進むとリーグ通算6勝をマーク、プロも注目する速球をみせていたが、プロ志望をしたものの指名漏れとなり、セガサミーへと進んだ。
意気込んで進んだ社会人野球だったが、新型コロナの影響もあったものの、公式戦の登板は2試合のみで、横山投手は「単純に実力でベンチを外れていた」と話す。そしてオフに肉体改造を行い、体重は10kg増えて92kgとなると、フォームも改善して最速153キロを記録した。
特にテイクバックの小さなフォームは、「シンプルで無駄がない」と話し、相手バッターからもいきなり150キロの球が出てくる感じがするだろう。その結果、今年7月の日本選手権では、準々決勝のHonda戦で登板し、5回2安打4奪三振無失点の好投をみせた。
個人的には社会人投手で、NO.1が三菱自動車倉敷オーシャンズの廣畑敦也投手、そしてNO.2がこの横山投手だと思う。フォークで三振が奪えるのでリリーフでの登板が多いが、先発としてもできるのではないかと思う。
7日にオープン戦には9球団のスカウトが視察した。横山投手は「納得いくようなボールは投げられていない。もっとスピードを出して、真っすぐで押していきたい」と話したものの、プロのスカウトの評価も高いと見られ、今度こそ目標のプロ入りを果たすことができそうだ。
これから都市対抗の予選がスタートする。ドラフト会議直前ということもあり、最後のアピールの機会となるが、横山投手は「目の前の試合にしっかり結果を出すことが一番。でも緊張しています」と話した。


7日にZOZOマリンスタジアムで行われた日本製鉄かずさマジックとのオープン戦では4回から登板し、2回を1安打無失点。最速148キロの直球に落差の大きいフォーク、カーブを織り交ぜて5三振を奪った。9球団のスカウトが視察する前での快投にも「納得いくようなボールは投げられていない。もっとスピードを出して、真っすぐで押していきたい」と表情を引き締めた。
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