駒沢大・片山雄貴投手が初完投、拓殖大・佃勇典投手が5勝目

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 東都大学リーグでは駒沢大vs中央大の2回戦が行われ、駒沢大の片山雄貴投手がリーグ戦初完投勝利を挙げた。また拓殖大vs青山学院大の試合では拓殖大がサヨナラで勝利し。佃勇典投手がリーグトップとなる5勝目を挙げた。青山学院大、中央大は共に入れ替え戦回避とはならなかった。

リーグ戦初完投

 駒沢大の片山雄貴投手は177cmの右腕で、143km/hながらキレのあるストレートと変化球を投げ、福岡工大城東時代から注目されていた。同じ福岡県出身の今永昇太投手がエースとして活躍するが、高校時は片山投手の方が有名で評価も高かった。

 大学では今永投手が先に活躍し、片山投手はこの日が大学発の完投となった。135球を投げて7安打を許すも8三振を奪うピッチングで1失点に抑えた。

 共に福岡県出身で3年生の片山投手と今永投手、今季は3位に終わった駒沢大だが、秋は優勝を狙う。

 

拓殖大がサヨナラ勝利

 拓殖大は4年生でここまで主にリリーフで登板していた宮城慎之介投手が6回1/3を5安打5奪三振無失点に抑えると、エースの佃勇典投手がリリーフし、2回2/3をノーヒット2奪三振1四死球に抑えて4年生で完封リレーした。

 チームは9回に1点を奪ってサヨナラで勝利し、佃勇典投手が5勝目を挙げた。リーグでは亜細亜大の山崎康晃投手が4勝1敗、駒沢大の今永昇太投手が3勝1敗、国学院大の田中大輝投手が3勝0敗で勝利数で一歩抜け出した。

 

恐怖の入れ替え戦

 拓殖大に敗れた青山学院大は4年生で大阪桐蔭出身の184cmの大型左腕・福本翼投手が好投し8回まで無失点の好投を見せた。9回にランナーを許した事で降板したが後続が打たれサヨナラで敗れたが、8回7安打3奪三振2四死球と粘りの投球を見せた。

 青山学院大は1戦目を任される2年生の岡野祐一郎投手が抜群の安定感を見せ、対戦相手の監督も手も足も出なかったと話すピッチングをしている。今日の3回戦で勝利すれば入れ替え戦を回避する事になる。

 一方、中央大は島袋投手がこの日は登板せず敗れた。今シーズンは序盤に島袋投手を欠きながらも4年生の石垣永悟投手や3年生の神里和毅選手の活躍で好調な滑り出しを見せたが、終盤はエース不在の影響が出た。

 今日青学大が勝利すれば6位が決定し、青学大が敗れれば5位を決めるプレーオフ1試合が行われる。プレーオフや入れ替え戦はエースの投球がカギになる事が多く、エース不在の中央大が正念場を迎えている。

 

 駒大・片山が今季2勝目を自身初の完投勝利で飾った。雨で38分間中断した直後の3回にソロ本塁打で先制を許したが、その後は立ち直り135球を投げきった。「内角をしっかり使って一人一人、リラックスして投げていこうと思った」と振り返った。8三振を奪う内容だったが「先頭打者を出すことも多かった。詰めの甘さもあった」と反省も忘れなかった。

 両チーム無得点のまま迎えた九回無死二塁、2番手の近藤が、拓大・加藤に中越え二塁打を浴び、痛いサヨナラ負け。勝てば1部残留が決まっただけに、河原井監督は「バットが振れなくなっちゃっている」と険しい表情を浮かべた。それでも、23日の拓大戦に勝てば5位が確定し、残留が決定。安田主将は「最高のパフォーマンスを出せるようにしたい」と前を向いた。

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