富士大・多和田真三郎投手が東海大相手に6回2失点

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 昨年の明治神宮大会でノーヒットノーランを記録し、再来年のドラフトの目玉候補となっている富士大の多和田真三郎投手が、出身の沖縄で東海大との練習試合に先発した。

 2失点した後の3回に「まっすぐが高めだったので、リリースを前にした」とフォームを修正すると球速は143km/hを記録し、3回以降は無失点に抑えた。6回を5安打2失点という内容だった。多和田投手は「もっとできるかなと思ったけど、今日の出来は納得していません」と話した。

 しかし、青木監督は「今年初めての先発で、現時点でまだまだなのは最初から分かっていた。でも、尻上がりに調子が良くなっていた。さすがの投球術ですね」と評価している。

 多和田投手は沖縄県・中部商業高校出身、高校時からドラフト候補左腕として注目されていた。昨年ノーヒットノーランを達成した時に、チームメイトは走って駆け寄り喜んだものの、多和田投手はガッツポーズ1つせず、淡々としていた事が印象的だった。「昨年はベスト4で悔しい思いをした。」とノーヒットノーランよりも全国制覇ができなかった事を悔しがった多和田投手は地元・沖縄合宿では1500球の投げ込みを敢行した。

 「キャンプで体力面、精神面で力がついた自信がある」と話し、全国制覇を目指す。昨年のあの投球を見れば、2015年のドラフトで1位指名は間違いないと思う。強気で勝気なこの性格は間違いなくプロ向き。実績と伝説を引っさげ2015年のドラフト会議を迎えることになりそうだ。

 疲れが残る体で多和田がきっちりと結果を残した。2月中旬から始まったキャンプの打ち上げの日に設定された東海大とのオープン戦で6回被安打5、2失点、自責点1と試合を作って見せた。

 

 「もっとできるかなと思ったけど、今日の出来は納得していません」と多和田。キャンプで1500球以上の投げ込みを敢行。本調子にはほど遠いが、エースの自覚からか自身に対し辛口のコメントが飛び出した。

 

 序盤に2失点も、試合途中でフォームを修正。「まっすぐが高めだったので、リリースを前にした」。その効果もあり変化球の制球も良くなると3回以降は別人の投球。球速もアップし最速143キロをマーク。三塁を踏ませなかった。

 

 青木久典監督(40)は「(多和田は)今年初めての先発で、現時点でまだまだなのは最初から分かっていた。でも、尻上がりに調子が良くなっていた。さすがの投球術ですね」と全幅の信頼を寄せている。

 

 昨秋の明治神宮大会の国際武道大戦でノーヒットノーランをしてド派手な“全国デビュー”を飾った右腕に慢心はない。「昨年はベスト4で悔しい思いをした。今年は(全国大会)優勝を目指してやっている。キャンプで体力面、精神面で力がついた自信がある」とキッパリ。2年生にして、早くもプロのスカウトが徹底マークする逸材の2013年シーズンが幕を開けた。

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