東北の大学リーグも本格化、富士大・山川穂高選手、多和田真三郎投手が活躍、東北福祉大は高橋陽平投手がノーヒットノーラン

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 東北の大学リーグでもリーグ戦がスタートし、ドラフト候補が活躍を見せている。

 北東北大学リーグでは富士大に今年のドラフト候補でスラッガーとして大学屈指の評価を受ける山川穂高選手と、昨年の明治神宮大会でノーヒットノーランを達成した2年生・多和田真三郎投手がいる。山川選手は27日までの3試合で、11打数6安打1本塁打2打点と打点こそ少ないものの、5割を越す打撃で好調のようだ。また、多和田投手も盛岡大戦で4安打16奪三振で完封、青森中央学院大戦では9安打を打たれるものの9奪三振で1失点と、まずまずの好投を見せている。

 仙台六大学リーグでは、東北福祉大は2年生の高橋陽平投手が28日に先発すると、ノーヒットノーランを達成した。三振3、内野ゴロ15、内野飛球4、外野飛球4という成績だった。高橋投手は東陵高校時に東日本大震災に被災しながらもランニングを続けて夏の大会で活躍し、プロからも注目された左腕投手。強い精神力を持っている。

 また、東北福祉大の1年生で昨年光星学院で春夏準優勝のエース・城間竜平投手が28日の試合で先発し大学初勝利を挙げた。18U世界選手権メンバーでもあり、野手としても評価されていたが、投手としてスタートしたようだ。ライバル・藤浪晋太郎投手がプロで活躍している姿を見て、再び投げ合いたいと思っているだろう。

 南東北大学リーグでは、石巻専修大、東日本国際大が強さを見せているが、東北公益大は1年生で昨年夏の甲子園に出場した酒田南のエースだった会田隆一郎投手が先発、リリーフに登板している。まだ内容は良く無さそうだが、高校1年で145km/h後半を出したがその後苦しんだ投手が、大学で一歩目を踏み出している。

 福祉大の高橋陽平投手は、リーグ史上16度目(12人目)の無安打無得点試合を成し遂げた。
 高橋は119球で、アウトの内訳は三振3、内野ゴロ15(犠打2を含む)、内野飛球4、外野飛球5。3四球3失策で6人の走者を出した。福祉大は3-0で工大を下した。

<「打たせて取る投球心掛けた」> 「力で抑えるよりも、テンポ良く投げて打たせて取る投球を心掛けた」。福祉大2年の左腕高橋は無安打無得点の投球を淡々と振り返った。

 最速は136キロ。3四球を与え、奪三振は三つだけと際立った内容ではなかったが、要所を締めた。ピンチは2度。一回、味方の失策と犠打などで2死三塁を背負ったが4番を一ゴロに。八回も失策などで2死三塁とされたが、次打者を中飛に仕留め切り抜けた。
 「バックに助けられた。結果に満足せず力をつけていきたい」と、あくまで謙虚に語る。山路監督も「自信を持っていい結果だが、制球もスピードももっと上を目指せる投手だ」と手放しで褒めることはなかった。

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