慶応大、竹内監督不在で試練続くも新星に注目

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 法政大や明治大、早稲田大など東京六大学の各大学がキャンプを行っている。昨年は春5位、秋4位と低迷している慶大は竹内監督が疾患のため入院しており、指揮官不在で練習を続けている。しかし、昨年秋に登場した期待の新星の登場や、主軸も成長を見せ始め、新たな慶大がみられるかもしれない。

 

2008年組が抜けて

 慶応義塾大は2010年と2011年の春に東京六大学リーグを制覇している。慶応高校がスポーツ推薦で有力な選手を集め、2008年に甲子園ベスト8まで勝ち上がって旋風を見せたが、主力の山崎錬選手、只野尚彦投手、田村圭投手などがそのまま大学に進学した。また大学でも積極的に補強をし、福谷浩司投手(2012年中日ドラフト1位)、竹内大助投手(トヨタ自動車)、阿加多直樹捕手(日本生命)選手が同世代に、また1つ上に伊藤隼太選手(2011年阪神ドラフト1位)、1つ下に塾高から上がって来た白村明弘投手(2013年北海道日本ハム・ドラフト6位)、山形晃平投手(日本生命)と、戦力が揃っていた。

 その後も谷田成吾選手、横尾俊建選手といった高校を代表するスラッガーを獲得したものの、2008年世代が抜けると白村投手がエースとしての自覚がみられず、主軸を期待された二人も伸び悩み、昨年春は5位に沈んだ。

 

新星登場

 しかし、その中で慶大の伝統というべきか、期待の1年生投手が登場する。塾高出身の加藤拓也投手が150km/hの速球を投げ、秋は先発して2勝を挙げた。その球威にスタンドをアッと言わせた怪腕ぶりだった。

 福谷浩司投手、山形晃平投手、竹内大助投手も1年目から活躍し、古くは伝説の志村亮投手なども1年生からブレークした。斎藤佑樹投手や東浜巨投手、吉永健太朗投手のように甲子園で優勝をするような投手ではない投手がいきなり新星として現れるのが慶大の面白いところだろう。

 また期待された二人の主軸のうち、谷田成吾選手は秋に打率.304を記録、1本塁打とホームランはまだ少ないものの、打撃で成績を見せ始めた。横尾俊建選手は打率.245、ホームラン0本と今ひとつだが、今年は3年生になり来年のドラフトイヤーに向けて火がつくだろう。

 明大、早大、法大がプロも羨む選手補強を続ける中で、期待の新星を中心に新生慶大が花開く。

 

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