関西学生リーグ、桜井俊貴投手、中内洸太投手が延長15回投げきり引き分け

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 関西学生リーグの関学大・中内洸太投手と立命大・桜井俊貴投手は、今季抜群の安定感を見せている。この日は両エースが対決すると、延長15回を共に投げきって互いに譲らず1-1の引き分けに終わった。

エース

 立命大の3年生エース・桜井俊貴投手は、北須磨高校出身で無名校ながら180cmから143km/hを記録して注目を集めた。一方、関学大の2年生エース・中内洸太投手は今治西出身で、甲子園ではあの松井裕樹投手の22奪三振で完敗した試合で2番手として登板し、2回1/3を3安打2四球で自責点0とまずまずのピッチングをしていた。

 共に大学では1年生で活躍を見せ始め、現在はチームのエースとして投げている。1回戦は両者が投げ合い、1-0で桜井俊貴投手が7回無失点で勝利していた。この日も両雄が先発すると、延長13回まで無失点の投げあいを見せた。

 延長11回に桜井選手が内野安打を放った際に左足首を痛めたがこの後も粘り強く投げたが延長14回に1点を与えてしまう。しかしその裏に味方が同点に追いつくと共に15回を投げきり引き分けとなった。

 

次戦は5月1日

 中内洸太投手は211球を投げて6安打7奪三振3四死球で1失点、桜井俊貴投手は198球を投げて3安打11奪三振9四死球で1失点という内容だった。

 昨年の秋季リーグ戦で京都大の田中英祐投手が延長21回、237球を投げて13安打15奪三振無失点に抑えて話題となったが、このときの相手も立命館大で、このときは西川大地投手も17回2/3を7安打17奪三振で無失点に抑えている。

 投高打低で投手戦が比較的多い関西学生リーグ、今後もこういった試合があるかもしれないが、1試合に200球も投げるのは現代においては異常といえる。まだ大学生で今後も人生もあることを考え、配慮は必要だと思う。

 次戦は5月1日となり中2日となったものの、両エースの疲労が心配される。ここで先発をさせて残りの試合や次シーズン以降に影響が出るか、この1戦にかけるか、両チームの監督も判断にも注目したい。

 

 立命大・桜井の力投が光った。延長11回の打席で遊撃内野安打を放った際に左足首を痛めたが、1失点完投。「足は痛かったが気持ちで投げた。次もいきます」と力を込めた。ただ、打線は延長14回の八代和真(4年)の犠飛での1点のみ。12日の近大戦に続き、今季2度目の延長15回引き分けに終わった松岡憲次監督(57)は「桜井はよくやったが、打線が14回でひっくり返して勝たないとダメ」と首をかしげた。

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