大学野球選手権は東海大と神奈川大が決勝に勝ち上がった。今日13時に神宮球場で優勝をかけて対戦する。
一気の攻勢で逆転
東海大はエースの吉田侑樹投手が先発したものの5回で4安打2四死球とピリッとせず創価大に2点の先行を許してしまう。しかし5回に渡邊勝選手が内野安打で出塁すると、2盗、3盗を続けざまに決めると、9番遊撃手として出場している1年生の下石涼太選手がタイムリーヒット、続く1番の田中俊太選手が2点タイムリーで逆転した。
この回に5点を奪うと、その後は今大会で好投を見せている芳賀智哉投手が3回をノーヒット1四死球、2奪三振で無失点に抑え、最後は長友昭憲投手が登板した。長友投手はドラフト候補の速球派投手でこの日は動くストレートが145km/hを記録、1回を投げて2安打だったものの、力強い球をなげていた。今年のドラフト会議の指名となると厳しいように思えるが、社会人で活躍してのプロ入りは十分考えられる。
創価大の田中正義投手はリードされた6回から登板し3回をノーヒット4奪三振1四死球に抑えた。しかし味方のエラーなどで2失点した。
山原泰士選手が2本目
神奈川大は8番遊撃手の3年生・山原泰士選手が今大会2本目のホームランを放ち、2-1で勝利した。山原選手はPL学園出身で春のリーグ戦は11試合に出場し3安打に終わった。しかし今大会では4試合12打数で6安打、初戦の西日本工業大戦でホーム案を放つと、この日もホームランを放った。
神奈川大はエース・濱口遥大投手が疲労もあり決勝も見据えて温存したが投手陣が粘りの投球を見せた。
愛知学院大は1番遊撃手の源田壮亮選手が5打数1安打も2盗塁を記録し、存在感を示した。
神宮球場
東海大(首都) | 神奈川大(神奈川) | |||||||
遠藤裕也 1年 外 |
183cm 86kg 右右 |
185cmの大型選手、東海大相模では遊撃手守り、大学では打撃生かすため外野で出場している | A | 高田脩平 3年 内 |
180cm 73kg 右右 |
東海大三時代にスラッガーとして注目、今大会5番で活躍見せる | B | |
下石涼太 1年 内 |
174cm 70kg 右左 |
センバツで安楽智大投手と投げ合った広陵のエース、大学では野手一本で勝負し、高いセンスを見せている | B | 濱口遥大 2年 投 |
172cm 63kg 左左 |
スピンが効いた威力あるストレートを武器に三振が奪える、今春の関東学院大戦で延長10回に最速150km/h | A | |
天久翔斗 2年 外 |
166cm 70kg 右左 |
ミート力が優れ、光星学院時代はリードオフマンとして、強肩外野手として活躍した | B | 小室湧未 2年 内 |
右右 | 高校時代、練習試合では大阪桐蔭高校・藤浪晋太郎から本塁打など高校時は屈指のスラッガー | B | |
吉田侑樹 3年 投 |
187cm 79kg 右右 |
東海大仰星出身の右腕。大きなカーブとストレートのコンビネーションが特徴。 この春5勝を挙げ、防御率0.98 | B | 疋田勇輔 2年 投 |
170cm 70kg 右右 |
縦に大きく曲がるスローカーブと鋭く曲がるスライダーが持ち味の技巧派投手 | C | |
長友昭憲 4年 投 |
173cm 89kg 右右 |
小柄ながら140km/h後半連発する力のある投手 | C | 濱元航輝 2年 外 |
181cm 76kg 左左 |
ライナー性の長打を連発する俊足強打のリードオフマン、番ライトでリーグ全試合にフル出場し優勝に貢献 | B |
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