大学日本代表合宿は2日目が行われ、亜細亜大・山崎康晃投手、創価大・田中正義投手などが登板した。山崎康晃投手は昨年も大学日本代表として日米野球でMVPを獲得しているが、この日先発すると2回をノーヒット2奪三振と貫禄の投球を見せた。創価大・田中正義投手は2回を投げて6安打3失点も最速は153km/hを記録。
山崎康晃投手が貫禄見せる
大学野球選手権では先発したものの創価大に初戦で敗退した亜大・山崎康晃投手、投げ合った田中正義投手と比較されてしまいなかなか評価は上がらなかった。しかしこの日は貫禄を見せた。
この日は先発すると2回を投げてノーヒット2奪三振、最速も147km/hを記録した。山崎投手は日本代表入りについて「責任はあると思う。100%の力を発揮したい」と昨年エースとして活躍した経験を活かす事を誓った。代表選出は確実となった。
田中正義投手は153km/hも
またこの日は登板予定の無かった田中正義投手が9回からマウンドに登る。大学野球選手権の疲れが残っている投手は3日目の登板が予定されていたが、3日目の天気予報が良くないため2日目に繰り上げ登板となった。
その田中投手は球速こそ153km/hを出し、この合宿では早大・有原航平投手に次ぐ球速を記録した。しかし選手権の疲労や急遽の登板という事もあったのか、2回を投げて6安打、3本の2ベースヒットを浴びて3失点と、球の勢いはやや欠いていた。
田中投手は「普段なら前に飛ばない打球が、余裕で頭を越えされてびっくりした。」と話した。また代表入りについては「入れたら自分の投球をするだけ」と淡々と話した。
多くのスカウト集める
この日も多くのスカウトが集まり視察をしていたが、やはり山崎康晃投手の安定感が光った。昨年に比べて本当に身体が大きくなったという印象で、春は身体のキレも球のキレも昨年より良くないように見えたが、徐々に上がってきているように見える。
昨年までリリーフとして登板し短いイニングを全力で投げていたが、今年は先発として長いイニングを投げるのに、菅野智之投手や有原航平投手のように8,9割の力でも抑えられる球威を求めているのだと思う。
二人や東浜巨投手、九里亜蓮投手に比べると体格的には恵まれていない。しかし持っているバネはものすごいものがある。まだ成長途中にある山崎投手の今後が楽しみだ。
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