明治大vs法政大の試合では、明大の3年生・高山俊選手が3回に2ランホームランを放つと、9回にはセーフティーバントを決めるなど3安打を記録し、ここまでのリーグ通算安打を92安打とした。
3年生で100安打達成も
高山俊選手は日大三時代に主軸として甲子園に出場し、夏の甲子園では吉永健太朗投手、横尾俊選手、畔上翔選手等と共に全国制覇を達成した。大学ではそれぞれが別の大学に進むと、高山選手は明大に進み1年生の春から20安打を記録して注目された。
その後もヒットを打ち続けるとこの日の試合では、3回にレフトスタンドに流して決勝となる2ランホームランを放つと、9回には三塁線にバントヒットを決めるなど3安打を放ち、今季は19打数で11安打、ここまでの打率を.579とした。
これで通算は3年生秋にして92安打となった。明治大は今日の法大戦を含め、慶大、立大とのカードを残し、最低でも5試合は行われ、リーグ初となる3年生での100安打達成が目前に迫った。
高山俊選手の東京六大学の主な打撃の通算成績
シーズン | 試合 | 打数 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 三振 | 打率 |
2012春 | 13 | 48 | 20 | 4 | 1 | 0 | 8 | 3 | 3 | .417 |
2012秋 | 14 | 60 | 16 | 3 | 1 | 1 | 6 | 2 | 16 | .267 |
2013春 | 14 | 54 | 13 | 0 | 2 | 1 | 5 | 0 | 5 | .241 |
2013秋 | 12 | 44 | 13 | 6 | 1 | 0 | 5 | 0 | 6 | .295 |
2014春 | 14 | 56 | 19 | 4 | 0 | 1 | 8 | 5 | 9 | .339 |
2014秋 | 5 | 19 | 11 | 2 | 1 | 1 | 3 | 1 | 1 | .579 |
合計 | 72 | 281 | 92 | 19 | 6 | 4 | 35 | 11 | 40 | .327 |
リーグ記録とドラフト1位へ
東京六大学の通算安打記録は明大の高田繁氏(現横浜DeNA・GM)の127安打。今のペースならば年間30本は打てるとみられるものの、来年は4年生になってドラフト候補として騒がれだしたりする。また記録にむけた取材も多くなるだろうし、プレッシャーもかかってくる。
できれば今年のうちに安打数を延ばしておきたい所。このペースでヒットを量産し続ければ、来年のドラフト1位は間違いなくなりそうだ。
明大3番の高山が3回1死一塁から左越え2ランを放つなど3安打の固め打ち。現役最多の通算92安打とし、リーグ史上初の3年時での100安打を視界に捉えた。「練習から逆方向へ強い打球を打つようにやっている。(100安打は)意識している」と振り返った。今季は5試合で19打数11安打、打率・579をマーク。善波達也監督は「取り組んできた成果が出ている」と納得の表情だった。
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