明治大が練習納め、来年ドラフト1位候補の高山俊選手はリーグ歴代最多記録に挑戦する

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 明治大が今年最後の練習を行った。チーム内でインフルエンザが流行し始めており、来年のドラフト1位候補・上原健太投手は欠席したが、高山俊選手はリーグ歴代最多安打記録への挑戦を力強く語った。

念願の首位打者も

 高山俊選手の東京六大学での打撃成績は次の通り。

  試合数 打数 安打 打率
2012春 13 48 20 4 1 0 .417
2012秋 14 60 16 3 1 1 .267
2013春 14 54 13 0 2 1 .241
2013秋 12 44 13 6 1 0 .295
2014春 14 56 19 4 0 1 .339
2014秋 14 53 19 3 1 3 .358
通算 81 315 100 20 6 6 .317

 

 リーグの歴代通算最多安打記録は明治大・高田繁氏の127安打、あと27本打つには春、秋で14本ずつ打つ事で達成できる。高山選手は2年時には年間26安打と調子を落としたものの、今年は38安打を記録している。来年は注目度も増し、他のチームの攻め厳しくなる事から楽観視はできないが、「先輩の数字は意識している。超えたい」と力強く話した。

 また善波監督からは「首位打者を獲れ」とハッパをかけられた。実は高山選手は首位打者を獲得していない。1年生春がリーグ2位だったものの、今年春はリーグ7位、秋もリーグ4位だった。

 明治大は今年、春14試合、秋14試合と共に6大学で唯一14試合戦っている。試合数は少なければ5カードを2試合で終わらせたとして×5で10試合となる。しかし明治大は春は4カードで3戦目まで戦い、秋は立教大戦で引き分けがあり1カードで4試合戦っている。打率も高いが試合数の多さも3年で100安打を達成した要因の一つとなった。

 最多安打は試合数が多ければヒットも増える可能性が高い事から、投手陣の強力?も必要となる。もし上原健太投手や柳裕也投手の二人が完璧なピッチングすれば、試合数も少なくなってしまう。

 

打席の雰囲気

 高山選手は最多安打を狙うが打撃に関してはバットで当てていくような打者ではない。力強くスイングをすることができる選手で、この秋は3本塁打も記録している。そうかと思うとサードへのバントヒットを決めるなど、中距離打者でありながら足もあるのが高山選手の魅力と言える。

 外野手という事でドラフト的にはなかなか評価が上がらないポジションだが、高田繁、高橋由伸クラスの評価を受けてドラフト1位でプロ入りする事になりそうだ。

 2015年度-大学生外野手のドラフト候補リスト

 秋に3年で史上初めて100安打に到達した高山は来季27安打を放てば、OBのDeNA・高田繁GMが持つ127安打のリーグ記録に並ぶ。それだけに「先輩の数字は意識している。超えたい」と意気込み、善波達也監督からは「日本一になれなかった悔しさを忘れず、首位打者を獲れ」とハッパをかけられた。

 残り27本で同校OBのDeNA・高田繁GMが持つ歴代最多安打127本と肩を並べる。「(記録への意識?)そこはもちろん」と言い切った。

 明大・善波監督が22日、今秋のリーグ戦で、史上初めて3年生で通算100安打を達成した高山に「首位打者をとれ」と命令した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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