富士大・多和田真三郎投手は故障のため登板せず

大学野球ドラフトニュース 2015年ドラフトニュース

 仙台大の熊原健人投手と共に注目されていた富士大の多和田真三郎投手だったが、5月23日のリーグ最終戦で右わき腹を痛め、その後、状態が戻らなかったため登板を回避した。チームは初戦で姿を消した。

故障

 多和田投手は試合前のノックで監督にボールを渡す係をしていた。また試合中もブルペンには行かず、ベンチ内で声を出していた。

 スポーツ報知に詳細があるが、5月23日のリーグ最終戦で右わき腹に違和感を覚え、1週間ノースローで痛みは無くなり、その後の練習試合では1イニングは登板したものの状態が上がらなかったため、この日の登板は回避したという。

 他の新聞では右肩を痛めたとなっており、故障の箇所についても心配される。

評価は

 「投げられなくて悔しい気持ちはあった。少し休んで体をケアして、秋に向けてやっていきたい」と話した多和田投手、内心は相当悔しかった事だろう。ただし多和田真三郎投手の評価はほぼ固まっており、登板をしなかった事が理由で評価が下がる事はなく、逆に無理して登板する方が、将来に悪い影響を残す可能性もある。また、良くないピッチングを見せてスカウトに不安の残る印象を与える可能性もあった。 

 チームとしてはエースを欠き初戦で敗退してしまったが、先の事を考えての監督や自身の判断は素晴らしいと思う。これが東京六大学などのチームでは、「多少痛くてもエースだから」と投げてしまう方が良くない。

 秋のリーグ戦では大勢のスカウトがリーグ戦に訪れる事になる。その時にこれまでと変わらないピッチングを見せてほしい。

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豊田圭史監督(31)は「(多和田は)投げられないわけではなかったが、疲れもあった」と説明。多和田は「状態が良くなかったので仕方ないという気持ちもあるけど、投げられなくて悔しい」と話した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
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