慶大・谷田成吾選手が逆転サヨナラ3ラン、福岡ソフトバンクスカウトが評価

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 東京六大学、慶応大vs立教大の試合は9回裏に慶大・谷田成吾選手の逆転サヨナラ3ランホームランが飛び出した。春に苦しんだ谷田選手が勢いに乗りそうなホームランだった。

高校通算74本塁打

 谷田成吾選手は高橋由伸2世と呼ばれるが、東京六大学で23本塁打を放ち3冠王も獲得、さらに日米大学野球で3本のホームランを放ったスターと比べられるのは厳しい処だが、昨年春に4本、秋に3本のホームランを記録し順調にステップアップしているように見えた。

 しかしこの春はプロ入りも意識してか打率.146、1本塁打、またサヨナラにつながるエラーを見せるなど挫折を味わった。侍ジャパン大学代表ではフランス戦でホームラン、韓国戦で2打数2安打、アメリカ戦でも4打数2安打1打点と活躍を見せたが、そこから「もうやることがないと思うまでやった」と本人が話すように打撃を1から作り直し、また筋力トレーニングで3kg体重が増えて89kgとなりパワーをつけた。

 この日は9回裏ノーアウト1,2塁の場面で、128キロのスライダーを振りぬくとライトスタンド中段に飛び込むサヨナラホームラン、4打数2安打4打点と幸先の良いスタートを決めた。第4打席では左中間に2ベースヒットを放ち谷田選手らしい逆方向へ伸びる打球も見せた。

 この活躍に福岡ソフトバンク・山本スカウトは「持っているものはいい」と評価した。この秋は大活躍の予感がある。青学大・吉田正尚選手、明治大・高山俊選手、高校生では関東第一・オコエ瑠偉選手と注目される外野手が多い今年だが、逆にプロのスカウトが外野手に注目している。この秋に一気に評価を上げてプロ入りにつなげたい。

 

横尾選手、大城選手も活躍

 この日は慶大の横尾俊建選手も5打数3安打を記録した。また立教大の大城滉二選手は1番に復帰して4打数2安打を記録、1番を打っていた大学代表の佐藤拓也選手が3番に入った。また立教大は大阪桐蔭で森友哉選手とともに2年時に春夏連覇に貢献した笠松悠哉選手が、5番サードで4回にはホームラン、5回にはタイムリー2ベースヒットなど4打数2安打5打点の活躍を見せた。

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85キロまで落ちていた体重は、ウェートトレーニングで89キロにアップ。7回には左中間に二塁打を放った。「一番、充実していた」というオフを乗り越え、好スタートを切った。「まずまず。まだまだ、これからです」。「高橋由伸2世」の期待がかかる大砲が、ラストシーズンに進化を遂げる。

「高橋由伸(現巨人)2世」として注目されるドラフト候補、4番・谷田(やだ)成吾外野手(4年)が九回に右越え逆転サヨナラ3ランを放った。2連覇を目指す早大は六回まで無安打に抑えられたが、七回に3点を挙げて、東大に4-2で逆転勝ちした。

 主砲・谷田が九回無死一、二塁で、立大・小林昌のスライダーを振り抜いて右越えに逆転サヨナラ3ランを放った。

 「サヨナラ本塁打は記憶にない。春は駄目だったし、これまで勇気がなくてできなかったタイミングの取り方も変えた。恩返しをしたいと思っていた」

1年時からレギュラーを張ってきた「高橋由伸2世」。今春リーグ戦では41打数6安打、打率・146と壁にぶつかった。7月の夏季ユニバーシアードを前にフォーム改造に乗り出した。「一からつくり直した」と、まずは力まずにバットを構えた。打席での始動を早め、球をじっくり見ることを意識するなど、タイミングの取り方も工夫を凝らした。8月のオープン戦では打率4割を超えた。打球が上がらなかったことが気掛かりだったが、大久保秀昭監督から「自然と上がっていくから」と声をかけられ、気持ちは楽になった。

 「夏は一番充実して練習ができた」と、筋力トレーニングも欠かさなかった。体重は春から2キロ増の89キロに。パワーアップした体から現役トップの通算11号を放ち、チームは4点差をひっくり返した。指揮官は「我慢と思っていたが、出来過ぎ」と選手たちの底力に驚いていた。

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