ドラフト1位候補として注目される仙台大・熊原健人投手が、仙台六大学リーグの東北福祉大との大一番に先発、9球団32人のスカウトが投球を視察した。
最速148キロ
熊原投手は最速148キロを記録した速球で押したものの、8回にソロホームランを浴びて5安打3失点、チームは2-3で東北福祉大に敗れた。首位で並ぶ東北福祉大に敗れ、熊原投手は「打たれたのは自分の弱さ」と話し、反省を口にした。
しかし視察した9球団32人のスカウトは高い評価を見せ、東北楽天の星野副会長は「馬力があるし、あれだけの強いボールを投げる力がある」と評価、「なんぼ投げても壊れなさそう」と体の強さなども評価をした。また巨人の山下スカウト部長も「はまった時のスピードは目を見張る」と評価した。
ドラフト1位で消える
熊原健人投手といえばとにかくストレートという事になる。上半身が強く、152キロの速球をバンバン投げてくるという印象で、そのストレートもバットを押し返すような強い球に見える。半面、変化球が少なくフィールディングなどにやや不安があり、今年の大学野球選手権の九産大戦では13三振を奪ったものの3失点して敗戦、この日も敗れもう一皮破ってほしい所もある。
それでもプロでもストレートで押していけるくらいの力がありそうで、変化球を磨くことを伸びしろとして考えれば、非常に楽しみな存在となる。外れ1位指名までには間違いなく消える。
星野、熊原馬力ある スポーツニッポン紙面 2015/10/11
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