田中正義投手が153キロ、5回6失点も8球団スカウト問題なし

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創価大は慶応大と練習試合を行い、ドラフトの超目玉・田中正義投手が先発すると、5回で6失点。しかし球速は153キロを記録し7つの三振を奪うなど、プロ8球団のスカウトも問題なしの評価をしている。

3回までは4者連続奪三振など無失点

先発した田中正義投手は3回までは圧巻のピッチングを見せた。150キロを超すストレートとフォークボールで3回は三者三振など3回を投げて4者連続を含む6奪三振を記録した。しかし4回、変化球を慶大打線が見極めるようになりストレートを狙われると、5安打を浴びて5失点と一気に崩れた。5回もヒットなどで1失点し、結局5回を投げて6安打8奪三振6失点という内容だった。

田中投手は「下がつかえていない割には。課題はわかっています」と話すと、岸監督も「下半身がまだ使えてないので、少し時間がかかるよ」と話し、下半身がまだしっかりと作られておらずバランスが悪い点を課題として受け止めた。また田中投手は「ピンチが久しぶりだったので、配球などを考えないと。」と状態が悪いときの投球も課題として見つめた。

8球団スカウトは問題なし

この日は埼玉西武、横浜DeNA、中日、巨人、東京ヤクルト、福岡ソフトバンクなど8球団のスカウトが視察した。

東京ヤクルト・小川SD:「肩の方は心配なさそう。投げているボールは間違いなく一級品。スタミナ的なものと思う」

埼玉西武・鈴木球団本部長が「今、投げられれば大丈夫。スピードが戻っていれば評価は変わらない。あとはリーグ戦」

横浜DeNA・高田GM「あれだけ投げられれば心配ない。投げ込んでいけば、変化球のキレも出てくると思う」

巨人・吉武スカウトは「真っすぐの質は戻ってきている。落ちない球児系」

福岡ソフトバンク・小川編成・育成部長:「彼の場合は、経過を見守る感じ。モノがいいのは分かっている。素材的な評価は終わっている」

まだ復帰に向けた途中の状態で、失点について評価に影響がないことを強調している。ただし注目の北海道日本ハムのスカウトは姿を見せなかった。

田中投手はチームの開幕戦となる9月10日の高千穂大戦に先発予定だが、「このチームで勝ちたい。何とか貢献したいし、気持ちよく上に行きたい」とプロ入りするにあたり、最後はチームを優勝させて終わりたいという思いを示した。リーグ戦でどんな投球を見せるか注目したい。

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この日は国内8球団のスカウトが熱視線を送った。1位候補に挙げる巨人の吉武スカウトは「真っすぐの質は戻ってきている。(球の軌道が)落ちない球児系」と、“火の玉ストレート”で一時代を築いた阪神・藤川を引き合いに絶賛した。ソフトバンクの小川編成・育成部長は「彼の場合は、(復帰の)経過を見守る感じ。モノがいいのは分かっている。素材的な評価は終わっている」と説明した。

夏の甲子園で高校ビッグ3が注目を集めたが、即戦力候補となると田中が一番だ。この日もプロ8球団の関係者が視察。西武・鈴木球団本部長が「今、投げられれば大丈夫。評価は変わらない。あとはリーグ戦」と話したように、10月20日のドラフトの中心は田中で変わりはない。

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