東北福祉大がロサンゼルス合宿、主力が抜けた穴を埋めるのは誰か

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仙台六大学リーグの雄、東北福祉大が昨日、ロサンゼルスの合宿に出発した。主力を担った投手陣や長坂拳弥捕手(阪神ドラフト7位)、井澤凌一朗選手が抜け、大塚監督は危機感を持ったサバイバルを仕掛ける。

主力が抜ける

学生野球は毎年主力の選手が抜けるが、東北福祉大は昨年の最上級生だった城間竜兵投手(パナソニック)、波多野陽介投手(ヤマハ)、出口心海投手(日本通運)が抜け、野手でも捕手の長坂選手と主力の井澤選手(日本新薬)がそれぞれ抜ける。仙台大などが実力をつけており、大塚監督も危機感を募らせる。

その中でまず投手陣について大塚監督は「投手陣は最上級生に頑張ってもらいたい。去年よりプラスアルファがないと厳しい」と話した。小野憲生投手や鈴木天斗投手、大園祐也投手などがいるものの、昨年の投手陣が厚みがあり、これまであまり実戦を経験できていない。

また東北福祉大は今年2年生になる津森宥紀投手が147キロの速球を投げ、下級生ながら大学代表候補に残っているほか、同じく2年生で145キロの速球を投げる八木彬投手も力を見せる。3年生になる147キロ右腕の清水敬太投手、成田雄樹投手、186cm左腕の島原達也投手などもおり、下級生にも期待がかかっている。

野手では大学日本代表の楠本泰史選手に大塚監督が「打ってもらわないと困る選手」と話し、大きな期待を寄せる。昨年秋の盗塁王・菊名裕貴選手がチャンスを作り、楠本選手が軸となる形になるが、周りを固める選手が必要になる。高校時代にプロが注目した2年生の春野航輝選手や3年生の深江大晟選手などが成長を見せられるかがカギとなる。

東北福祉大は東京六大学と東都、首都を中心とした中央の大学に選手も栄冠も集まる中で、地方の雄として大学野球界に君臨をしてきた。その後、富士大や東農大オホーツク、九州共立大といった地方のチームが強豪となり、さらに中京学院大、環太平洋大へとさらに広がっている。その中で東北福祉大が存在感を見せ続けられるか、注目したい。

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昨秋は仙台大に敗れ、就任後から続いた3季連続優勝を逃した大塚光二監督(49)は「投手陣は最上級生に頑張ってもらいたい。去年よりプラスアルファがないと厳しい」と、新戦力の台頭を切望した。

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