仙台大の153キロ右腕・馬場皐輔投手が、東北工業大戦の2回戦に登板すると、9回2安打12奪三振で完封勝利を挙げた。
2回戦で先発
開幕となった4月8日の1回戦では制球力の良い岩佐政也投手が先発し9回7安打7奪三振で完封をした。8球団11人のスカウトが姿を見せていたが、東北福祉大の楠本泰史選手とともに、153キロの速球を投げる馬場投手も目的だったと思う。
その馬場投手は9日の2回戦の先発すると、東北工大打線を2安打に抑え、12個野三振を奪う力投で完封、3-0で勝利した。4つの四死球を与えるなど制球に課題も見せた。
馬場投手は昨年秋はわずか2試合、2イニングのみの登板に終わっていた。制球の課題を意識しすぎてフォームが小さくなるなど苦しみを味わった。しかしこのオフに体力強化とフォーム固めを行うとオープン戦からプロのスカウトも高い評価を示す投球をしており、まずはリーグ戦1勝を挙げて順調なスタートを切った。
上体の力が強く、腕で投げているような印象を受ける投手だが、投げる球は今年のドラフト候補トップクラスの球速を見せる。これから東北福祉大や東北学院大といったチームと対戦し、そこで勝利して全国でアピールしたい。
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