専大・高橋礼投手が5安打10奪三振1失点完投、8球団視察しヤクルトが注目

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専修大のアンダースロー・高橋礼投手が、東都2部リーグの青学大戦に先発し、9回5安打10奪三振、1失点で完投勝利を挙げた。この試合には8球団のスカウトが訪れた。

ヤクルトが注目

高橋礼投手はこの日、最速137キロの速球とカーブなどの変化球のキレがあり、9回で10つの三振を奪うピッチングを見せた。

好調だった大学2年時に141キロを記録していたものの、その後はフォームを乱したりと不調が続き、球速も最速で130キロ前半しか出ていなかった。しかしこの春にチームが2部に降格すると、フォーム修正に取り組み球速も130キロ後半を記録するようになった。

この日の投球に高橋投手は「かなり、ためができて、球もいくようになってきた。カーブもスッと投げるんじゃなくて、最後に切る感じでやっている」と話し、復調をアピールした。

この日は8球団のスカウトが視察に訪れたが、東京ヤクルトの橿淵スカウト部デスクは「ウチは宮本、高津と東都出身で活躍したアンダースローがいる。調子が戻ってきたし楽しみ」と話し、東都出身のアンダースローに興味を示していた。

貴重な変則フォーム投手、特にヤクルトは以前より変則フォームの投手が多く、最近でもアンダースローの山中浩史投手をトレードで獲得していた。各球団とも一人はこのような変則フォームの投手を獲得し、一つの武器にしたいと考えているのではないかと思う。10球団から調査書が届き、復調をしてきた高橋投手もドラフト会議での指名がありそうだ。

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春は1部最下位。2部1位の立正大との入れ替え戦に敗れた後、フォーム修正に取り組んだ。突っ込む癖をなくし、右半身を軸にするイメージに変えた。球速は2年時に出た最速141キロ近くまで戻り、この日も最速137キロを計測した。
 10球団が26日のドラフト会議に向けた調査書記入を依頼済み。視察したヤクルト・橿渕スカウト部デスクは「ウチは宮本(賢治)、高津(臣吾)と東都出身で活躍したアンダースローがいる。調子が戻ってきたし、楽しみ」と評価した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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