最速155キロの速球を投げる仙台大の馬場皐輔投手には、10球団以上から調査書が届く、今年のドラフト注目選手の一人。ドラフト1位候補としてスポーツ紙も注目をしている。
2紙で特集
日刊スポーツとスポーツ報知では、ドラフト1位候補選手の特集が始まっているが、この日は2紙が同時に馬場皐輔投手のことを取り上げた。
馬場投手は仙台育英時代から140キロ後半の速球と鋭く曲がるスライダーに注目されていた。仙台大でも1年生の春のリーグ戦で勝ち星を挙げるなど頭角を見せていたが、速球にこだわり過ぎて「良い球と悪い球がはっきりしていた」という。
馬場投手はそこから進化をしていく。仙台大のコーチを務める元千葉ロッテの坪井俊樹コーチから指導を受け、155キロの速球を生かすための変化球の使い方を教わり、120キロ台のフォーク、130キロ台の縦のスライダー、140キロ台のスプリットを再点検し、この夏にフォームを固めた。
制球についての課題が以前より指摘されていたが、坪井コーチより「ベースの上で勝負しろ」と指導を受け、落ちる球と真っすぐでストライクゾーンで勝負する事ができるようになり安定した。
この秋は馬場投手の集大成となる投球を見せている。5試合37回を投げて被安打15、2失点、奪三振は60を数えた。「この秋は縦のスライダーでカウントを取れるようになって投球の幅が広がった」と話した。
スカウトの評価も上昇している。この秋の投球に、東北楽天の上岡スカウトは「力だけに頼らず丁寧に投げ分けられるようになった」と評価する。10球団以上からの調査書が届いているようで、ドラフト上位候補としてドラフト会議に臨む。
1位指名が確実とは言い切れないものの2位までには確実に指名されるとみられる。
コメント
巨人のスカウト及びフロントそして現場の皆さん、お願いだから一昨年の様な無味無臭で淡々とした味も素っ気なもファンに夢も希望も抱かせない様な一巡目の入札はご勘弁を。