東洋大の甲斐野央投手はこの日、国学院大戦の8回からリリーフで登板すると、2回をパーフェクト3奪三振に抑えた。最速は157キロを記録した。
157キロ
甲斐野央投手は、8回に登板し2アウトを奪うと、内藤選手の3球目に球場表示は155キロ、メジャースカウトのスピードガンで156キロ、プロ野球のスカウトのスピードガンで157キロを記録した。ストレートは150キロ台を連発し、140キロ台のスプリット、カットボールも冴え、8回をパーフェクト、3つの三振を奪った。
大学生では、アマチュアでは、そしてプロでも、この日の甲斐野央投手の球は打てる球ではなかったと思う。前回の登板ではリリーフをして2失点、見た目にも伸びが無くカットボールも当てられた。しかしこの日はストレートの威力だけでも抑えられるくらいの投球だった。
「今回は勝ち越してくれたので気持ちも乗っていた。早く悪い印象を消したかった」と話した甲斐野投手、前回のピッチングのイメージを払拭させた。「真っすぐで空振りが取れていたし、80点。」と自己評価をした。157キロを記録した事に「出し過ぎだよ、と言われた」とチームメイトから言われたといい、「これ以上速い球はたぶん無理」と笑った。
プロ絶賛
この日の投球を視察したスカウト達からは、絶賛の声が相次いだ。
楽天長島スカウト部長は「アマチュア界の中では頭一つ抜けている投手。1位で消えるでしょうね」
巨人の岡崎郁スカウト部長は「いい投球が見られた。1位候補。重複する可能性もある」
広島・苑田スカウト:「プロでもそうは打てない。今すぐにでもうちの抑えをやってもらいたい」
ドラフト1位指名は間違いないだろう。甲斐野投手は「目標は先輩の原樹理さんです」と話した。東洋大姫路、東洋大で先輩で、東洋大ではエースとして活躍し、ドラフト会議では1位指名をされた先輩を追う。
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10日の今季初登板の中大戦では1点ビハインドから登板し、2失点した。「今回は勝ち越してくれたので気持ちも乗っていた。早く悪い印象を消したかった」。視察した巨人の岡崎郁スカウト部長は「いい投球が見られた」と話した。「これ以上速い球はたぶん無理」と笑った右腕。
リードした八回から登板の甲斐野が最速155キロの直球を中心に、2回を無安打無失点に抑えた。「真っすぐで空振りが取れていたし、80点。目標は(東洋大姫路高からの)先輩の原樹理さん(現ヤクルト)です」と目を輝かせた。
1点リードの8回から登板。日米12球団のスカウトが視察する中、最速155キロをマーク。140キロ台の高速フォークで3三振を奪った。「(神宮では自身最速の155キロは)どよめいたので、もしかしてと思った。ベンチに帰ったら、上茶谷から『やりすぎやぞ』と言われた」と笑顔で話した。楽天長島スカウト部長は「アマチュア界の中では頭一つ抜けている投手。1位で消えるでしょうね」と評価した。
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