日体大のドラフト1位候補・松本航投手が、筑波大との1回戦に先発し、94球無四球で2安打完封し、今季初完封勝利を挙げた。
オリックス編成副部長が評価
松本航投手は今季は期待は高かったものの、思うような投球ができずここまで3勝3敗、チームの優勝の可能性もすでに消滅している。この日も調子がいいとは言えず、球速は140キロ前半だったが、それでも丁寧に低めにボールを集め、9回を無四球で2安打に抑えて完封勝利を挙げた。
球速が出なければ、制球力と共にテンポを作って守備のリズムを良くして勝つことができる。悪い時の投球ができるのも、高校時代、そして大学でも下級生の時からエース格として登板している実績と自信があるからだろう。
この日視察したオリックスの古屋編成部副部長は「ストライク先行で四球をださない。ゲームを作れる姿は、大学時代の明大・野村と似ている」と話し、2011年にドラフト1位で広島に指名された野村祐輔投手の名前を挙げた。
今シーズンは結果がなかなか出ずに、リリースの角度を変えたり、体重移動を変えたりと試行錯誤を続けたシーズンとなった。しかしこの苦しい経験が、秋のリーグやプロ入り後にも生きてくると思う。すでにプロ側の評価は固まっているとみられる松本投手、ドラフト1位での指名の可能性が高く、遅くても2位まではに確実に指名されるだろう。
日体大150キロ腕ドラ1候補 松本航が今季初完封 日刊スポーツ紙面 2018/5/6
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