早稲田大・小島和哉投手が9回1失点投球、広島スカウト部長評価

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早稲田大の小島和哉投手がドラフト直前のリーグ戦で復活している。2試合連続完封で迎えたこの日の明大戦も、9回1失点のピッチングを見せ、広島・苑田スカウト部長も評価をした。

復活

小島和哉投手は浦和学院で2年生の時にセンバツで優勝し、ドラフト候補と注目されながら早稲田大に進学すると、大学1年の春に3勝0敗、秋にも3勝0敗の活躍を見せ、大学の春・秋連覇に貢献した。

2年時も春・秋合わせて5勝を挙げたものの、昨年は春に2勝1敗、秋には1勝4敗と成績が低迷し、この春も4勝3敗で、チームも下位に低迷している。投球についても、高校時代は140キロ前後ながらキレの良いボールを投げるのが特徴で、大学ではさらに球速も伸びて成長が期待されたが、やや伸び悩みの印象を受ける投球になっていた。

しかし、この夏に侍ジャパンU18代表のメンバーとして戦うと、合宿などで球速は140キロ後半を投げた。そして今季は序盤こそ苦しい投球になっていたものの、立教大とのカードで9回6安打1失点完投、9回4安打完封で2勝を挙げると、東大戦でも9回4安打完封し、2試合連続完封勝利を挙げていた。

そしてこの日の明治大戦も小島投手は、9回を投げて6安打8奪三振で1失点、四死球こそ7つを与えて9回で140球を投げたものの、ストレートは終盤まで140キロ中盤を記録していた。明治大の来年のドラフトの目玉・森下暢仁投手も踏ん張り、試合は1-1で引き分けとなったが、素晴らしい投球をこの日も続けた。

視察をした広島の苑田スカウト部長は「球の質も良くなった」と話し、小島投手にキレのある投球が戻ったことを評価した。

今年のドラフト会議では、左腕の候補が全体的に少なく、小島投手は貴重な左腕投手の候補となり、高い評価で指名されるのではないかとみられる。

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エースの小島がラストシーズンで好調をキープしている。自身3試合連続完封を逃し、連続無失点も27回で止まったが、「4年生の意地がいい方向に行っている」とスクイズによる1点に抑えた。直球も終盤まで140キロ台中盤を計測し、視察した広島・苑田スカウト統括部長は「球の質も良くなった」と左腕を評価した。

1点リードの7回、先頭の森下暢に中前打を浴び、その後暴投も絡み、スクイズで同点にされ「1点とってくれたのに申し訳ない」と唇をかんだ。それでも「4年生の意地でいい方向にいっている。4連勝すれば優勝も見えてくる」と話した。

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