東洋大・梅津晃大投手がドラフト1週間前にリーグ初勝利、広島スカウト「20勝できる」

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各球団からドラフト1位候補として名前が挙がる東洋大の甲斐野央投手、上茶谷大河投手、梅津晃大投手、そのうち梅津投手は1年生の春に2部で初登板をしているが、ここまで東都リーグで勝利を挙げていなかった。

11戦目で初勝利

梅津晃大投手は仙台育英出身で、187cmの長身から投げられる速球が注目された。東洋大に進むと、1年生の春にいきなり登板、当時はまだ2部だったものの2試合4イニングを投げている。しかしその後、課題の制球難や守備に不安を覚え、一時は野球を辞める事も考えるほどになり1年秋から3年春まではリーグ戦で登板できなかった。

それでも梅津投手は周囲からの励ましもあり練習にも復帰していくと、欠かさずに行っていたトレーニングの成果が出て、3年夏には150キロを記録するようになり、3年生の秋には4試合に登板し勝利に貢献する投球を見せた。

しかしまだ壁は立ちはだかる。153キロまで球速を伸ばしドラフト1位候補として注目されていた春、1試合を投げた後に練習中に打球を受け、その後は登板ができなかった。そしてこの秋も先発で5試合に登板し、好投を見せる試合もあったが勝利を手にできないでいた。

この日、東洋大は4年生の左腕・中田浩貴投手を抜擢し先発した。中田選手が2回を投げると、その後、村上頌樹投手、藤井聖投手が1イニングずつを投げて無失点でリレーし、5回から梅津投手が登板する。すると梅津投手は151キロのストレートとスライダーで4回をパーフェクト、3三振を奪う好投を見せた。9回は甲斐野投手が締め8-0で勝利、梅津投手がリーグ戦最後から1週前にして、ようやく初勝利を手にした。

梅津投手は、「めちゃくちゃ長かった。野球やっててよかった」と話し、ウイニングボールはバスに乗るまでずっと握りしめていた。「もう届かないのかと思った事もあった。」と話し、「投手がつないでくれて野手がもり立ててくれたおかげ。「たすきを渡されるような起用をしてもらって恵まれているなと思った。ありがとうと言いたい。ボールを渡され泣きそうになった」と話した。

7球団視察

この日は7球団のスカウトが視察に訪れた。広島・苑田スカウト部長は「ポテンシャルの高さはトップ。課題もあるが、順調に成長すれば20勝できる可能性がある投手。」と評価した。北海道日本ハムの栗山監督も「何かある」と話し、梅津投手に注目した。ドラフト1週前にしての1勝は、価値あるものとなった。

東洋大は首位に並び、次週23日の亜細亜大戦を迎える。そして25日にはドラフト会議、来週が歓喜の週となるか注目される。

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7球団のスカウトが視察する中、5回から4番手で登板すると最速151キロを軸に4回完全。「直球で押せた。投手がつないでくれて野手がもり立ててくれたおかげ」と感謝の言葉を尽くした。

「たすきを渡されるような起用をしてもらって恵まれているなと思った。ありがとうと言いたい。(勝利の)ボールを渡され、泣きそうになった」

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