東洋大・中川圭太選手がホームラン、PL学園出身ドラフト候補

大学野球ドラフトニュース 2018年ドラフトニュース

東洋大の主将でドラフト候補・中川圭太選手が今季初ホームランを放ち、勝利に貢献した。

PL学園出身

プロ注目の中川圭太選手はこの日、3点をリードした3回アウト2塁の場面で、レフトポール際に飛び込むホームランを放った。2年春からリーグ戦でホームランを続けていたが、今季はこれまでホームランがなかった。12試合目にしてようやく1号が飛び出した。これでリーグ8号となった。

中川選手はPL学園出身で、2年時には3年生が2年生に暴力を働き6カ月の対外試合禁止処分が下った。この処分によりPL学園は野球専任の監督が不在となり、2015年からは新たな野球部への募集を停止につながることになる。しかし、中川選手は2014年に主将で4番セカンドとしてチームを引っ張ると、監督がいない代わりに自らがチームに指示を出し、夏の大阪大会では決勝まで進出、大阪桐蔭に敗れたものの、監督不在の中で快進撃を続け周囲を驚かせた。

そして中川選手は当時2部だった東洋大に進むと、1年生の春からレギュラーとして出場する。2年春に1部に昇格してもレギュラーとして出場し続け、3年春には打率.353、3本塁打を記録しリーグ優勝に貢献、秋に連覇をすると、今年は当然のように主将に就任し、春もチームをリーグ優勝に導いた。

また大学代表に選出されると、ユニバーシアードでは3番セカンドとして最も活躍を見せ、1次ラウンドのアメリカ戦では4打数3安打7打点の活躍を見せた。昨年ドラフトで指名された岩見雅紀(慶大)や宮本丈選手(奈良学園大)、今年のドラフト1位候補・辰己涼介選手などが苦しむ中で結果を残して存在感を示した。

今季は現在のところ打率.255、1本塁打6打点、成績としては冴えない。しかし4番、そしてセカンドに中川選手がいる事が東洋大を支えている。次のステージでも内野手として、打者として、そしてリーダーシップでも力を見せてくれそうな中川選手を、注目だけでなく応援したい。

3点リードの3回1死二塁。中川が放った打球は左翼席ポール際に吸い込まれた。今季12試合目でようやく飛び出した1号2ランだ。「完璧でした。明日は母の誕生日なので、何としてでも1本打ちたいと思ってました」と喜んだ。

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