九州地区大学野球選手権は、九州共立大vs九州産業大の試合が行われ、九共大は前日にドラフト会議で指名された島内颯太郎投手(広島2位)と久保拓眞投手(東京ヤクルト7位)がリレーし勝利した。九産大で指名漏れとなった岩城駿也選手は社会人で成長を誓った。
ドラフトリレー
強豪同士の対決はドラフトで指名された選手と、指名漏れとなった選手の対戦となった。
九州共立大は、152キロを記録し前日のドラフト会議で広島に2位指名された島内颯太郎投手が先発すると、7四死球で制球に苦しみ7回5失点、「全然だめだった」と話す投球でマウンドを降りた。7回からは東京ヤクルトにドラフト7位で指名された久保拓眞投手が登板すると、3回をノーヒットで無失点に抑える完ぺきな投球を見せた。試合は延長10回に九州共立大がサヨナラで勝利した。
一方、九産大は3番サードで、プロ志望届を提出していたものの前日のドラフト会議で指名のなかった岩城駿也選手が出場した。岩城選手は4打数1安打で大学野球を終えた。「社会人で2年間頑張った成長したい」と話し、2年後に再び注目選手になることを誓った。
岩城選手は春のリーグ戦で7本塁打26打点の大活躍を見せ、大学日本代表でもチャンスに強い打撃を見せたものの、今年の大学野球選手権では攻守に精彩を欠いた。サードでの守備は課題がみられるが、社会人で外野手で指名されるには、東京ガスの笹川晃平選手も指名漏れとなるところを見ると、相当ホームランを打つか、社会人でNO.1くらいの俊足が必要になる。できれば内野にこだわってサードで守備を磨き、今年春のような強打を見せたい。
2018年ドラフト会議 指名選手一覧
主なドラフト指名漏れ選手
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