大商大・大西広樹投手が9回4安打1失点完投、中日「12人の中に入ってくる」

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ドラフト候補として評価の高い大商大の148キロ右腕・大西広樹投手が、日本文理大戦で9回4安打1失点で完投勝利を挙げた。

3回から立ち直る

大商大の大西広樹投手は176cmと上背はないものの、最速148キロの速球と変化球の制球が良く、抜群の安定感でリーグ戦ではこの春も5勝0敗、すでに24勝を挙げている。

この日は、全国大会の舞台を経験している大西投手らしく、得意のスライダーを中心に入ったが、変化球がやや上ずったりと制球が定まらず初回に先制点を許した。「最初は力が入りすぎた」と話した。

しかし3回以降に「力を抜いたことで、今まで通り出来た」と普段の投球を取り戻すと、変化球の制球も良くなり、そして最速146キロだったストレートのキレも増し「真っすぐで押せた。」と話した。9回を投げて4安打6奪三振1失点、2回以降は無失点に抑え、2-1で勝利を手にした。

スカウトも評価も上々

この投球を視察した中日の米村チーフアマスカウトは「何が何でも抑えるという一番持っていないといけないものをしっかりと持っている。エースとしてのスピリットがある。」と話し、「12人の中に入ってくる」とドラフト1位候補として評価した。

また阪神の渡辺スカウトも「全国の舞台で慣れない硬いマウンドでもしっかりと要所を締めていた。東京ドームで146キロ出ていたようにボールも力強い。三回以降は組み立ても変えて、修正能力の高さが見られた。試合を作る能力があるし、この展開で完投して勝ったのは素晴らしい」と話し、試合を作っていく能力の高さを評価した。

プロのスカウトの評価は、今年春のリーグ戦中も非常に高い。ただ個人的にはドラフト1位という感じではなく、2位3位くらいで指名したい選手だと思う。試合を作る力は十分あり、即戦力として先発ローテーションに入り、毎年6勝から8勝くらいを挙げられる投手になるのではないかと思う。

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ネット裏からはスカウト陣が熱視線を送り、阪神・渡辺スカウトは「三回以降は組み立ても変えて、修正能力の高さが見られた。試合を作る能力があるし、この展開で完投して勝ったのは素晴らしい」と高評価。
中日・米村チーフアマスカウトは「『何が何でも抑える』という一番持っていないといけないものをしっかりと持っている。エースとしてのスピリットがある。(1位指名の)12人の中に入ってくる」と話した。

一回に先制を許した後は球威十分の直球と落ちる球を軸に凡打の山を築いた。今秋のドラフト候補の右投手は「真っすぐで押せた。すぐに点を取り返してくれた後に無失点でいけてよかった」と話した。

だが3回に1-1と追いつくと、エンジンがかかった。最速146キロ。最終9回にも143キロとコンスタントにスピードを出し、フォーク、カットボールでゴロを打たせた。日本文理打線は粘り強いというデータを元に、野手陣には「打たせてとるから」と告げていた。

投げては、今秋ドラフト候補の最速148キロ右腕・大西広樹(4年)が4安打1失点で完投した。「投手戦を制して、ほっとしている」と、笑みを浮かべた。

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