関西大の149キロ左腕・森翔平投手が8回13K無失点で勝利

関西大, 森翔平

関西大は4年生で149キロの速球を投げる森翔平投手が、金沢学院大を9回途中まで無失点に抑え、13個の三振を奪う力投を見せた。

149キロ

森翔平投手は鳥取商出身で高校時代は主に内野手としてプレー、175cmと上背はそれほどないものの、最速149キロの速球を投げる。この日の金沢学院大戦では、5月に故障をし、この秋は投球ができていないエースの肥後皓介投手の想いを胸に先発のマウンドに上がると、最速タイの149キロの速球を投げ込み、8回まで13個の三振を奪った。

9回もマウンドに上がったがノーアウト1,2塁のピンチを作ってしまい、エースの肥後投手が登板すると、無失点で抑えた。森投手は肥後選手が故障をした際に「早く治して完封リレーをしよう」とメッセージを送っていたが、それは肥後投手が先発し、森投手がリリーフでという事だったというが、この日は先発とリリーフが入れ替わりその目標を達成した。

この秋の関西学生リーグでは先発として登板した森投手、近畿大との優勝をかけた試合では8回無失点、また明治神宮大会出場をかけた関西地区大学選手権の天理大戦では1失点完投勝利、まだ公式戦では完封をしたことが無い。この日も9回に降板し、「最後まで投げたかった。やっちゃいましたね」と苦笑いし、「やっと完封リレーできたな」と声をかけた肥後投手に、「完封したかった。代わんなよ!」と笑った。

9回0/3を投げて7安打13奪三振無失点、3年生の時にこのピッチングを見せていたら、今年はドラフト候補としてもっと注目をされていたかもしれない。まずは明治神宮大会優勝を目指し、次のステージでのさらなる成長も期待したい。

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「早く治して完封リレーしような」

 森翔はそう返信し、同級生の復活を信じてリーグ戦で投げ続けた。勝者が優勝となる近大との最終戦や関西代表決定戦で好投。神宮切符もつかみ取ってみせた。

 5-0の九回に安打と死球でピンチを作ると交代が告げられた。バトンを渡した相手は肥後だ。復帰登板で後続を断ち、無失点で切り抜けてくれた。試合後、肥後に「やっと完封リレーできたな」と声をかけられると「(一人で)完封したかった」。冗談を飛ばしたが、ハイタッチする表情はこの日一番の笑顔だった。

無死一、二塁となった9回は、肥後皓介(4年)が森をリリーフ。右肩関節唇損傷で戦列を離れており、5月のリーグ近大戦以来となる公式戦復帰登板だった。秋季リーグ開幕前、森から「神宮で完封リレーをしよう!」というLINEをもらい、今大会に間に合わせた。宿舎では同部屋。肥後が「やっと完封リレーできたな」と声をかけると、森は「完封したかった。代わんなよ!」と、冗談交じりに親友のカムバックを祝った。


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