今年のドラフト1位候補の大学生内野手、近畿大の佐藤輝明選手を、阪神と中日のスカウトが視察した。阪神は2日連続で2人態勢で視察している。
近畿大・田辺キャンプ
近大は田辺グラウンドでキャンプを行っており、この日はプロ注目の佐藤輝明選手がランチ特打に臨むと、バックスクリーン直撃弾などを放った。
特打の1回目は40スイング中1本だったが、3回目には31スイング中6本のさく越えを見せると、4回目にはバックスクリーン直撃の当たりを見せる。「最後は9割くらいの力。タイミングが遅れないことと、イメージと実際の感覚をすり合わせる作業をした」と話した。
この日は阪神と中日のスカウトが視察したが、阪神は畑山統括スカウトと渡辺スカウトが2人で、前日19日のキャンプ初日から視察に訪れている。渡辺スカウトは「甲子園は浜風があるけど、反対方向にもしっかりと打球を飛ばせるので問題はない。全国的にも長距離打者は少ないしいろんなポジションも守れる」と話し、左の大砲・佐藤選手は右にも運べる選手として、またサードや外野などを守れる選手として高く評価をしている。
来月には阪神2軍と近畿大の練習試合も予定されており、佐藤選手の徹底マーク体勢に入っている。兵庫県出身のポスト福留候補を、他球団にも付け入る隙を与えずに獲得することができるか。
２０２０年のドラフト候補
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2020年10月26日
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