慶応大は6月8日にチーム練習を再開したが、ブルペン入りしたドラフト候補の木澤尚文投手は、いきなり154キロを記録した。
80球目に
木澤尚文投手は、チーム練習自粛期間中も、傾斜を使った投球練習を続け「体重を乗せやすくなった」と骨盤を立たせるフォームをしっかりと固めた。「球数を投げても球速が落ちない、投げる体力はついてきた。」と話した。
その言葉通り、この日は88球の投球練習をおこなったが、その80球目にこの日最速の154キロを記録した。「2カ月が終わった時に成長できていれば。その点ですごくいい2か月になった」と、充実したトレーニングの結果を見せ始めた。
東京六大学は8月中旬にも今年春のリーグ戦を行う予定だが、1回戦総当たりとなる見通し。試合数はかなり少なくなる。慶応大は木澤投手の他、佐藤宏樹投手、関根智輝投手、長谷部銀次投手といった今年のドラフト候補に、力のある下級生もおり、投手の争いは厳しい。
ただし、総当たりは短期間に行われる見込みで、通常ならば先発は1戦目、2戦目で考えれば良かったが、先発ローテーション3枚くらいを考えておかなければならないかもしれず、そうなると投手陣の層の厚い慶応大が有利となるかもしれず、堀井監督も「短期決戦は心技体、総合力と組織力が問われる。鍵は3、4枚の投手力になると思う」と話す。
「球速は出るに越したことはないが、試合が大事。レベルアップして行きたい」と木澤投手は語った。春季リーグ戦での投球が注目される。
今秋ドラフト上位候補の木沢尚文投手(4年)は2カ月ぶりにブルペン入りし、自己最速へあと1キロに迫る154キロを計測した。臀部(でんぶ)を意識し、骨盤を立てる新フォームで88球。「実戦に入れる状態ではあります。以前は球数が増えると(球速が)落ちたけど、投げる体力が少しずつついてきた」との言葉通り、154キロは80球目にマークした。



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