東都リーグは監督会を開き、春季リーグ戦中止に伴う代替試合やトライアウトを行わず、秋季リーグ戦の通常開催を目指す事を決めた。
全体練習ができてない大学多く
東都リーグは春季リーグ戦の中止を決定した時に、代替試合を実施する事や、選手の就職支援を目的としたトライアウトの実施案も上がっていた。
しかし、この日の監督会では、21大学中で全体練習ができていない大学も多く、7月、8月でこれらのことを行う事が難しいと判断した。秋季リーグ戦の開幕を9月8日とし、通常開催に向けて取り組んでいることを決めた。
30日の理事会、評議員会で正式に決定される。
大学の春のリーグ戦については、東京六大学が8月12日、関西六大学が7月13日、関西学生が8月9日開催を予定、共に1試合総当たりのリーグ戦で検討されている。
また、北海道学生、南東北、関甲新、神奈川、愛知、東海地区、京滋、四国地区、九州地区の各リーグでは、代替試合などを検討するとしていたが、その開催についてはまだ発表されていない。
高校生だけでなく、大学生も春のリーグ戦で引退し、それぞれの進路に進む選手は多く、この春で野球を卒業する選手も多くいたはずだし、社会人で野球を続けたいという選手にとっては最後のアピールの場となるはずだった。
その想いから、各リーグで代替試合やトライアウトなどを実施する動きも見られたが、時間が過ぎ、選手たちも既に野球の道に自らピリオドを打ち、先に進み始めているのかもしれない。
また、野球を続ける選手も、監督や選手の努力により、自ら進む道を切り開いているようで、状況は変わりつつあるようだ。
とはいえ、多くの選手がプレーし、納得して野球を辞めることが出来た機会が無くなってしまったのは、本当に残念と言わざるを得ない。そういう年があったという事は、これからも忘れないようにしたい。

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