日本体育大の155キロ右腕・森博人投手が、ドラフト会議前のラストの登板で151キロを記録し、4球団スカウトにアピールした。
サヨナラ負け
この日は5回から登板すると、ストレートを中心に9回まで3安打7奪三振無失点の好投を見せた。延長10回にタイブレークに入り、「力が入ってシュート回転してしまった」という球をライト線に運ばれサヨナラ負け、「力勝負になって焦っていた。真っすぐで押せると思ったんですが。もっと冷静になって投げればよかった」と反省したものの、この日は151キロも記録し、「今日は制球力も良く、指のかかりも良かった」と全体的な投球は納得したものだった。
これでドラフト前の投球は最後となる。この日は4球団が視察に訪れ、ドラフト会議では上位指名が予想されるが、「正直、実感はないです。ここまでやることはやったので。今は関東地区大学野球選手権大会の方が頭にありますね」と笑顔を見せ、「ドラフト1位でプロに行きたいと思って大学に来た。技術だけでなく人間的にも成長できた」と、大学4年間を振り返った。
首都大学リーグの優勝をすでに決めており、11月9日からの関東地区大学野球選手権に出場する。「もう少しカットボールの精度を上げて、配球を考えて投げたい」と、この先を見据えて、投球を磨き続ける。
26日にはドラフト会議が控える。4年秋のリーグ戦でチームを優勝に導き、あとは朗報を待つだけだ。「正直、実感はないです。ここまでやることはやったので。今は関東地区大学野球選手権大会の方が頭にありますね」と笑顔を見せる。「ドラフト1位でプロに行きたいと思って大学に来た。技術だけでなく人間的にも成長できた」とスッキリした顔で話した。
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