早稲田大は2021年度のアスリート選抜入試の合格者を発表し、中京大中京の印出太一捕手、高校通算44本塁打の東邦の吉納翼選手などなど4人が合格した。
早稲田大スポーツ推薦合格者(野球)
守備 | 名前 | 出身 | 特徴 | ランク | 短評 |
捕手 | 印出太一 | 中京大中京 | 右右 183/78 | B | 二塁送球1.8秒台の大型捕手 高橋宏斗投手など投手陣をリード |
捕手 | 栗田勇雅 | 山梨学院 | 右右 172/78 | B- | 高校入学直後からスタメンマスク チームの中心選手として引っ張る |
内野手 | 中村敢晴 | 筑陽学園 | 右右 183/68 | B- | 183cmの大型遊撃手 高い身体能力がありプロも注目 |
外野手 | 吉納翼 | 東邦 | 右左 180/82 | B- | 高校通算44本塁打のスラッガー ポスト石川として注目された |
印出捕手は、強肩はもちろん捕手としても打者としても勝負強さなど安定感があり、中日・谷繁捕手のような雰囲気を持つ。一発も打てる選手で大学ではさらに長打力も磨きたい。
栗田選手は体は小柄ながらも山梨学院で4番を打つ長打力を持つ。1年夏から正捕手としてマスクを被り、甲子園に4季連続出場を果たす。打者としても捕手としても、さらに何か特徴を出してアピールをしたい。
中村選手は大型遊撃手として、中山礼都選手(巨人ドラフト3位)、入江大樹選手(東北楽天ドラフト5位)などと共に注目された。高い身体能力を持ち、打撃にも迫力がある。打撃の確実性を高めたい。
吉納選手は中学時代から長打力と強肩に注目されており、石川昂弥選手(2019年中日1位)の後継者として4番を打ち、高校通算44本塁打を放った。2年春のセンバツでは明石商・中森俊介投手(千葉ロッテドラフト2位)からバックスクリーンに3ランホームランを放つなど高い実力を持ち、大学でも1年目から出場して活躍しそうな選手。
早稲田大の戦力は?
早稲田大は今秋、1年生の野村健太選手(山梨学院)が打率.286でチーム内で1位、また4年生の瀧澤虎太朗選手も打率.278、3年生の丸山荘史選手が10打点を挙げた。チーム打率は.248で6大学中2位ではあるが、ホームラン数は1本のみ。17盗塁はリーグ1位と、足を使った攻撃で得点を挙げた。
打線については下級生の活躍もあり、来年に関しては大きな穴という感じにはならないと思う。しかし投手の早川隆久投手の活躍が、今秋の優勝には非常に大きく、早川投手が抜ける投手陣がポイントとなる。
今回の合格では投手を獲得せず、徳山壮磨投手、西垣雅矢投手など3年生や、フレッシュリーグで登板した雪山幹太投手、佐竹洋政投手、原功征投手の2年生の台頭が必要になる。また1年生の清水大成投手、伊藤大征投手、そして、150キロ右腕で習志野高校時にプロ志望届を出せばドラフト2位までに消えていたかもしれない飯塚脩人投手を、エースとしてしっかりと育てて行きたい。

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