静岡大の148キロ右腕・井出駿投手と146キロ右腕・石田雄大投手にすでに複数球団が視察

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静岡大の井出駿投手、石田雄大投手が、すでに複数のプロ球団から視察されている。

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部員9人で全国を目指す

静岡大に、最速148キロの速球を投げる井出駿投手と、146キロの速球を投げる石田雄大投手がいる。共に愛知から進学をしたが、二人が通う浜松キャンパスには練習環境がなく、平日はサッカー部の施設で練習をし、週末に90キロ離れた静岡キャンパスに出向いて練習をしている。

それでも、井出投手は高校時は最速133キロだったが、ジムに通ってトレーニングをし、球速が15キロも速くなった。昨年のリーグ戦では先発として2勝を挙げた。石田投手も高校3年時に捕手から投手に転向して140キロの球を投げたが、現在では146キロを記録し、昨年秋のリーグ戦では優勝した日大国際関係学部を相手に1失点完投勝利を挙げた。

石田投手は「井手がいてくれて良かった。お互いに刺激し合いながらやってこれました」と話す。どちらかがいなければ、二人ともここまでの投手にはならなかった。そして「チームを引っ張っていく。優勝して神宮に行き、その先にプロがあると思う」と話す。

静岡リーグからは2018年に静岡産業大の大盛穂選手が広島の育成1位で指名され、2019年には静岡大の奥山皓太選手が阪神の育成ドラフト2位で指名された。そして昨年は東海大海洋学部の加藤廉選手が、巨人の育成ドラフト12位で指名され、三年連続でプロ野球選手がリーグから誕生している。石田投手は、「地方というのは関係ない」と話した。

井手投手も「目標はドラフトで呼ばれること」と話し、プロ志望を口にする。そして「先輩方を見ていたら、高校で実績がなくても頑張ったらプロを目指せることが分かった。やれるだけのことをやる」と話した。

今年のドラフト会議で静岡大の二人が名前を呼ばれるようになるか、しっかりと追いかけたい。

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環境を言い訳にしない。所属する学部があるため浜松Cに通うが、顧問や部長がいないため平日の練習はサッカー部の人工芝ピッチなどで行い、週末のみ約90キロ離れた静岡Cに出向いて本体の練習や試合に参加している。「移動が大変っていうだけ。力があれば試合でも使ってもらえる」と石田。現在は9人だが1年時はわずか4人で始動。「井手がいてくれて良かった。お互いに刺激し合いながらやってこれました」。トレーニング好きな井手が動画サイトやSNSから情報を集めてメニューを考案し、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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