関西大が予定より約1ヶ月遅れのこの日、グラウンドでの全体練習を開始した。プロ注目の野口智哉内野手、久保田拓真捕手はプロ志望を明らかにした。
プロ志望
野口智哉選手は鳴門渦潮高校から、最速143キロを投げる投手兼遊撃手として注目された選手で、大学でも1年生の春から打率.364を記録、50m6.0秒の足に、遠投120mの強肩を持つ遊撃手として、今年のドラフト候補として注目される。
その肩の強さは、昨年の冬に球速を測ると146キロを記録したほど。また、リーグ戦では1年生の春にレギュラー出場すると、1年秋は打率.140と苦しんだが、2年春に.373、秋に.352と打ちまくった。昨年、春のリーグ戦は中止となり、秋も試合数が少なく12安打だったが、打率は.363と高いアベレージを残している。
これまでリーグ通算は75安打、予定通りリーグ戦が行われれば、100安打は秋までに十分達成できる。しかし野口選手は「打率5割を達成できれば春で100安打になる。そのつもりでやっている」と春に25安打を打ち、秋には田口壮氏のもつリーグ通算123安打の最多安打記録を目指す。「結果と戦う一年になる。逆にワクワクしています」と意気込みを見せた。
また捕手の久保田拓真選手も注目される。184cm96kgと大型捕手で、セカンドまで1.84秒の強肩を持つ。津田学園時代に夏の甲子園に出場し、藤枝明誠、済美と対戦して8打数3安打を記録。大学では長打力がつき、特大のホームランなども打っている。
久保田選手は「今後の野球人生でプロ野球選手になれたらいいなと思っています。肩の強さと遠くへ飛ばせる力はあると思っています」と話す。二人は「チームとしては日本一が目標。」と話し、そしてプロ入りに向けて「2人で高め合ってやっていけたら」と話した。
大学屈指の遊撃手と捕手として、今年のドラフト戦線で大いに注目されそうだ。




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