早稲田大はENEOSと練習試合を行い、エースの徳山壮磨投手が今季対外試合初登板をした。先発で5回4安打7奪三振無失点の好投だったが反省も口にした。
5回無失点も
徳山壮磨投手はこの日、初回に1アウト満塁、4回にも1アウト2,3塁のピンチを背負うなど、5イニングを投げて3四死球などやや制球に課題を見せ、毎回ランナーを背負った。しかし、粘りの投球で5回4安打7奪三振と無失点に抑えきった。「全然よくなかった。粘れたのはいいことだけど、コントロールが自分の思うようにできなかった」と反省仕切りだった。
5回で93球を投げた。それでも最速は147キロを記録、小宮山監督は「徳山はしのいでいたのは評価する。ただ、11で最初の登板でも、こういう投球はできると思っていた。リーグ戦でもやってくれるでしょう」と話し、エースに指名した投手の投球を評価した。
この日は5球団のスカウトが視察をしたが、高い評価が聞かれた。
○北海道日本ハム・大渕スカウト部長:「経験がある。走者を出しても慌てず、なんだかんだで0点はさすが」
○中日・米村チーフスカウト:「完成度が高く、大学生ではトップクラス。高校時代からずっと追っている選手で、粘りの投球で点をやらないところは変わらない。打たれても抑えるウチの柳に似たタイプ。本来はストライクの出し入れができる投手。今日も彼本来の投球はできていた。初戦にしては十分、合格点でしょう。今後は微妙なコントロールをどうしていけるか、キレが出てくればもっと良くなる」
○千葉ロッテ・中川隆治スカウト:「粘りのピッチングができる。簡単に点を与えない。実戦向き」
○横浜DeNA・八馬幹典スカウト:「要所で角度のいい球が来ていた」
徳山投手は大阪桐蔭時代にセンバツで優勝し、当時から147キロの速球を投げる投手と注目された。今年は大学4年になり、いよいよプロ入りを目指す。早稲田大は昨年、エースの早川隆久投手が大きく成長し、ドラフト1位で4球団が指名重複する投手となった。現時点で徳山投手はドラフト上位候補という所だと思うが、リーグ戦で150キロ前後を常にマークするくらいになってくれば、1位指名競合という所に上がってくると思う。
制球に苦しみ、5回で93球を要したが、直球は最速147キロを計測。スライダー、フォークも効果的に使った。大阪桐蔭時代からマークしている中日・米村チーフスカウトは「本来はストライクの出し入れができる投手。完成度が高く、大学生ではトップクラス。きょうも初戦にしては十分、合格点でしょう」とうなずいた。
5球団のスカウトが視察し、中日・米村チーフスカウトは「高校(選抜大会優勝の大阪桐蔭)時代からずっと追っている選手で、粘りの投球で点をやらないところは変わらない。今後は微妙なコントロールをどうしていけるかだと思う」と及第点の評価をしていた。
チームも1―0で勝利。小宮山悟監督は「徳山はあの粘りは評価しないとね」と及第点を与えた。ネット裏には5球団のスカウトが集結。ロッテ・中川隆治スカウトは「簡単に点を与えない。実戦向き」とし、DeNA・八馬幹典スカウトは「要所で角度のいい球が来ていた」と評した。
17年センバツ優勝投手は、関東のドラフト候補で真っ先に挙がる存在だ。5球団が視察。日本ハム大渕スカウト部長は「経験がある。走者を出しても慌てず、なんだかんだで0点は、さすが」と評価していた。


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