ドラフト1位候補、筑波大の佐藤隼輔投手が5回1安打5K、巨人除く11球団18人スカウト視察

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筑波大が東洋大とオープン戦を行い、ドラフト1位候補の151キロ左腕・佐藤隼輔投手が5回1安打5奪三振無失点の好投を見せた。この試合には巨人を除く11球団のスカウトが視察し、評価を高めている。

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148キロ

佐藤隼輔投手はしなやかなフォームから伸びのあるストレートを投げる左腕で、最速は151キロを記録する投手として、今年のドラフト1位指名が確実視されている。

この日の東洋大戦でも最速148キロを記録したストレートに、伝家の宝刀・スライダー、そしてこの冬に磨きをかけたチェンジアップを投げ分け、許したヒットは5回の内野安打のみの危なげない投球だった。

チェンジアップが有効だったことについて、「あれだけでもやっぱりひとつ広がった」と投球の幅を広げることが出来たことに手応えを感じていた。ストレート、スライダーも超一級で、もう一つ一級の球が加わり、凄みを増した。

この日は中日は松永編成部長、米村チーフスカウト、小山スカウトの3人、阪神は畑山統括スカウトと平塚スカウトの2人態勢で視察するなど、11球団18人のスカウトが視察、評価をしている。

○東北楽天・後関スカウト部長:「良かった。まして、仙台の子だからね。右打者のインコースにキレのあるボールを投げ込めていた。特にチェンジアップが良かった。打者は真っすぐと思って振っていた。それだけ腕が振れているということ。今のままいけば間違いなく上位候補。去年のドラフト候補に入れて見ても、上位候補に入ってきただろう」

○中日・松永編成部長は「大学生ではトップクラスのピッチャーで、間違いなく上位で消える。早い段階で1回見ておきたかった。今年の上位候補はこのレベル」

○福岡ソフトバンク・松本スカウト:「テイクバックが見づらいフォームは和田に似ている」

○阪神・平塚スカウト:「上々でしょう。全部いい」

総合力の高さ、そしてまだ潜在能力もあり、更に成長ができる左腕投手だと思う。今年はこのくらい注目される中での登板が、ほぼ毎回となる。「こういう雰囲気で投げられたということは自分の中でもひとつ収穫」と話し、すでに覚悟をしている。

ドラフト会議では1位指名で競合する可能性がある。大学生投手は佐藤投手の年ということになりそうだ。

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中日は担当の小山スカウトだけでなく、松永編成部長、米村チーフスカウトの3人態勢。松永編成部長は「大学生ではトップクラスのピッチャーで、間違いなく上位で消える。早い段階で1回見ておきたかった」と説明。今後、ドラフト候補の視察を重ねていく上で「今年の上位候補はこのレベル」という基準を作る上でも、わざわざ足を運ぶ意味があるということだ。

楽天の後関昌彦スカウト部長は「良かった。まして、仙台の子だからね。右打者のインコースにキレのあるボールを投げ込めていた。特にチェンジアップが良かった。打者は真っすぐと思って振っていた。それだけ腕が振れているということ。今のままいけば間違いなく上位候補」と高評価を与えた。

バックネット裏に集まったスカウト陣の多さからも、注目度の高さがうかがえる。阪神は畑山統括スカウトと平塚スカウトの2人態勢でチェック。平塚スカウトは「上々でしょう。全部いい」と評価した。「こういう雰囲気で投げられたということは自分の中でもひとつ収穫」と佐藤隼。ドラフトの中心となり得る可能性は十分だ。

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