東京新リーグで創価大の鈴木勇斗投手とともに注目される共栄大の150キロ右腕・小向直樹投手が登板したが、5回途中で7安打3失点で降板した。
腰痛影響
小向直樹投手は185cmの身長から最速150キロの球を投げる投手で、昨秋はアーム式のピッチングと線の細さもあり、今年の投球が注目されていた。
この日の駿河台大戦で先発をしたが、初回こそ149キロを記録したものの、その後は球速は140キロを切った。4回2/3を投げて7安打3四球で3失点、三振は6つを奪ったものの本調子とは遠い内容だった。
小向投手は「実戦不足で半分程度の出来だった。真っすぐの力はあったが、コントロール出来なかったところが反省点」と話す。コロナ禍の中で練習不足のオフとなり、そのまま3月のオープン戦に入ったものの、登板したのは3試合、最長で5イニングのみだった。また、約2週間前にぎっくり腰のような症状が出て3日間練習が出来なかったという。
この日は12球団のスカウトが視察に来ていたが、コメントは無し。「マウンドを経験できたのは大きいし、次に生きてくると思う。感覚はつかめたので、万全でいけるよう準備したい」と、次以降のピッチングが注目される。
コロナ禍のため、練習不足のまま3月のオープン戦に入り、登板したのは3試合のみ。5イニングが最高だった。しかも、2週間前の練習でランニングをしていた際、ぎっくり腰のような症状が出て、投球練習ができない時期もあったという。「本人が『投げられる』ということなので、短いイニングでと先発させました」と新井崇久監督(46)。1回の先頭打者への初球に149キロを計測したが、その後は140キロを超えるのが精いっぱいという、本調子からはほど遠い投球だった。


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